新型プジョー508試乗 ドイツと異なるフランス流アプローチ 残価にも強み

2018.09.27

100字サマリー

新型プジョー508の英国初試乗です。SUV全盛のなか、小粋なルックスに充実の装備を詰め込んで登場した新型フレンチサルーンは、ドイツのライバルたちとは違った魅力をもつモデルとして、セダンを求めるひとびとの新たな選択肢になることはできるのでしょうか?

もくじ

どんなクルマ?
優れたフレンチサルーン
どんな感じ?
装備は充実 印象的なキャビン
納得のパフォーマンス
「買い」か?
最後はお好み次第 下取り価格に強み
スペック
プジョー508 1.6 ピュアテック 180 GTラインのスペック

どんなクルマ?

優れたフレンチサルーン

このクルマはコンパクトクロスオーバーでもSUVでもなければ(驚愕の事実だ)、愛らしいスーパーミニですらない。この小粋な新型プジョー508は、なんと大型サルーンモデル(存在を覚えておいでだろうか?)であり、われわれがこのモデルを英国で試すのは今回が初めての機会となる。

もちろん、これまでにも新型508を運転したことはある。あれはフランスで行われた国際試乗会でのことだったが、同僚のマット・プライヤーはこのクルマをお勧めできない明らかな問題は見つからなかったとしてサムアップしてみせた。だが、一方でライバルたちのなかからこのプジョーを特にお勧めすべき特徴を見つけられなかったのも事実だ。つまり、優れたモデルだが、傑出しているとまでは言えなかった。


フランスで試したのは176psを発揮する2.0ℓディーゼルエンジンを積んだトップモデルのGTだった。今回はプジョーが英国で1番の売れ筋になるだろうと考えている180psの1.6ℓピュアテックガソリンエンジンを積んだGTラインを英国試乗に連れ出すことにした。

この仕様におけるオプション装着前の価格は3万1200ポンド(467万円)だが、今回のテスト車両が掲げるプライスタグは3万7000ポンド(554万円)に達していた。ちなみに、190psを発揮する2.0ℓガソリンエンジンを積むアウディA4 Sラインのスタートプライスは3万4615ポンド(518万円)、同じく185psを発揮するBMW 320i Mスポーツは3万2300ポンド(484万円)からとなっている。

A4、3シリーズともいまやモデルライフ末期を迎えてはいるとはいえ、プジョーが意図したとおり、新型508はその存在感でアウディやBMWにも引けをとることはない。

 
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