【今あらためて試乗】ホンダ・シティ2代目(GA1/2型) 究極の「ふつう」 身近な絶滅危惧種

2020.01.19

100字サマリー

東京、武蔵小山にある鈑金屋さんの軒先に、白い2代目ホンダ・シティを見つけました。中古車的に表現すると「ワンオーナー、低走行、フルノーマル」の素晴らしい個体に乗り「ふつう」とは何かを考えました。

もくじ

鈑金屋さんの軒先にて
今でも「これで十分」のワケ
実はベーシックこそ絶滅危惧種?

鈑金屋さんの軒先にて

text:Takuo Yoshida(吉田拓生)
photo:Koichi Shinohara(篠原晃一)

東京、武蔵小山にある鈑金屋さんの軒先に、白い2代目ホンダ・シティはチョコンと佇んでいた。このクルマが鈑金待ちでないのは、年式の割にはキレイなボディからもすぐにわかった。

「昔、ホンダさんの仕事をやっていたから、お付き合いで買ったんだよ。もうかれこれ25年以上乗っているんじゃないかな。近所をちょこっと走るだけ」とは矢野沢自動車鈑金の矢野沢さん。

2代目シティは、ベーシックな道具感が漂っている。2ドアであることも、すっきりした見た目に貢献している。
2代目シティは、ベーシックな道具感が漂っている。2ドアであることも、すっきりした見た目に貢献している。

走行距離は約5万6000kmだから、中古車的に表現すると「ワンオーナー、低走行、フルノーマル」というすばらしい個体である。

最近街でもすっかり見かけなくなってしまった2代目シティだが、いま改めて見ると低く抑えられ、体脂肪率1ケタ台を思わせる簡潔な造形に美しさを覚える。

まるでフィアット・パンダのような、ベーシックな道具感が漂っているのだ。2ドアであることも、すっきりした見た目に貢献している。

1992年式でグレードはベーシックなCEで、ホイールも鉄チンなのだが、ボディサイドやリアウインドーの上部には誇らしげに16VALVEの文字が躍っている。

珍しいのは、シングルカムなのに気筒毎4バルブであるという点なのだが、SOHCではエバれないと思ったのか、敢えて16バルブとだけ書いてある点が面白い。

 
最新試乗記