ディーゼル復権への決意 VWのボスかく語りき

公開 : 2017.09.13 23:55  更新 : 2017.12.14 12:40

ひとびとのディーゼルに対する受け止め方は変わるのか。VWグループのマティアス・ミュラー会長は、それは自動車業界の動き次第だといいます。

もくじ

エンジンを売るほど、EV普及が進む?
信頼回復への決意表明

エンジンを売るほど、EV普及が進む?

ディーゼル燃料は滅びることはなく、世の中に広がりつつあるマイナスイメージを変えられるかは自動車業界の出方にかかっている。そう語るのは、VWグループのマティアス・ミュラー会長だ。

フランクフルトショー前夜、2025年までにグループ内の各ブランドが80車種の新たな電動モデルを発売するプランの概要を説明する中で、ミュラーが強調したのは、今後の成功が、ガソリンと軽油を用いるエンジンの販売を続けることにかかっているという点だ。


「わたしたちはいま、転換期にいます。そして、最新のディーゼルとガソリンのエンジンを売り続けることで、その移行に、橋渡しと投資をしなければなりません」とミュラーは述べた。同時に、電動モビリティへ投資する€200億(2.6兆円)の概要も説明した。

「現在のエンジンは、空気のクオリティをもっとクリーンにすることに寄与できます。それらで上げた利益が、後の投資の元手になるのです」
 

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