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2017.11.25

クラシックカーは「金の鉱脈」? JDクラシックス訪問 成功の鍵を探る

編集部より

クラシックカー。なんとなく自分とは違う世界と思っているひと、多いでしょう。しかしその世界では、とんでもないお金が動いていました。「JDクラシックス」社、訪問です。

text:Steve Cropley(スティーブ・クロプリー)

もくじ

趣味がビジネスに変わった瞬間
ロータスの前取締役も参画
ショールームによろめく
まるで少量生産メーカーのよう
番外編1:クラシックカーの価格 これからどうなる?
番外編2:JDクラシックスの将来 さらなるビジネス

趣味がビジネスに変わった瞬間

エセックスをベースとするJDクラシックスの創始者であるデレク・フッドは、世界最大のクラシックカー・ビジネスを作り出そうとはしなかったし、億万長者になろうとも思わなかった。

これを彼は「30年前の偶然」のせいだというが、本当は彼が30年にわたりコツコツと築き上げてきたビジネス哲学の結果なのだ。

彼のクラシックカー経歴は1986年に突然に始まる。エセックスの若き歯科医だったフッドは、趣味として購入したクラシックカーをいじっては楽しんでいた。

しかし1986年のある日、すべてが変わった。

その日、たまたま通りかかった愛好家がフッドの運転するシミひとつないジャガーMk2を盗み見て、譲ってほしいと言った。とても断れないような金額で。

喜んだフッドは、その売り上げでミニ・クーパーSを購入し、レストアし、そして……同じことが起きた。そのクルマもすぐに売れたのだ。

「2番目のクルマの後」とフッドは言う「この商売のポテンシャルを無視することはできませんでした。わたしは地元でロータス・コーティナを買い、新車と見紛うばかりに仕上げ、宣伝し、同じ日に売りました。わたしは学生のころから売買に興味があったので、その後、もっと本腰を入れてクラシックカーの売買を始めたんです」

1987年までにはJDクラシックスとなる会社を立ち上げ、エセックスのレッテンドンに店を開いた。ほどなく歯医者をしている時間はなくなった。

JDクラシックスは、フッドの外科的基準に従って本格的にカー・レストアを始めた。全面的にオリジナルの古趣あふれる状態とするか、それともオーナーの好みに合わせて体裁よくきれいに仕上げるか、選択が可能だった。

そしてレース。最初、JDはジャガーに注力したが、およそ10年前にはその他のメーカー(多くはフェラーリ、ポルシェ、アストン マーティン)も扱い始めた。

JDの重要な顧客となったシリアルカー・コレクターと並んで、偉大なクルマをいっとき所有し、また別のクルマに移っていく金持ち連中もいることがわかったからだ。

 
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