「最新」空冷ポルシェ911 964ベース シンガーにウィリアムズ/ハンス・メツガーが協力

公開 : 2018.07.12 20:00  更新 : 2018.07.12 20:17

カリフォルニア州に本拠地をおくシンガー・ビークル・デザインは、ウィリアムズとの協力によりポルシェ911(964型)を現代に復刻させました。「最新の空冷911」と呼ばれ、F1の技術を投入して軽量、ハイパフォーマンスを実現しています。

もくじ

964を軽量ハイパフォーマンス化
専用設計のミッションと電子制御
サーキット走行も意識

964を軽量ハイパフォーマンス化

シンガー・ビークル・デザインは、ウィリアムズ・アドバンスト・エンジニアリングのと協力により、507psの964型911を製作した。フォーミュラ1の技術を使いながら完全にビスポークのパワートレインと軽量ボディを使用している。

今週末のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでの公式発表に先立ち、カリフォルニア州のシンガー社による「復刻版」911が公開された。ダイナミクス・アンド・ライトウェイティング・スタディ(DLS)と呼ばれるこのクルマは、ウィリアムズの技術を用いたカーボンファイバー製ボディによる軽量化と高いねじれ剛性を実現している。

964の3.6ℓフラット6をボアアップして4.0ℓ化して搭載し、「世界で最も先進的な空冷911」として紹介されている。また、重量配分の改善のため、エンジン搭載位置が若干前方に移動しているとのことだ。

ウィリアムズとポルシェの伝説的エンジニアであるハンス・メツガーの協力により、このエンジンはチタン製バルブを採用し9000rpmまで吹け上がる。さらに、マグネシウム製の軽量コンポーネンツや、F1譲りのフューエルインジェクターを装備する。

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