日産、フェンシング金メダリスト、太田雄貴と契約 EVの可能性を広める

公開 : 2019.07.12 11:35  更新 : 2019.07.12 11:35

フェンシング世界選手権金メダリストの太田雄貴さんと日産が、契約を発表。競技判定に電気を使うフェンシングならではの活動に取り組みます。

フェンシングには電気が要る

日産と元フェンシング選手の太田雄貴が契約を発表した。

現在、日本フェンシング協会会長を務める太田氏は、2017年8月に日本フェンシング協会の会長に就任。以来、「マイナースポーツのビジネス化に向けて、スポーツビジネスをゼロから立ち上げる」と宣言。昨年12月の全日本フェンシング選手権大会では、エンターテインメント性を高めた演出で会場を満員にする、という初の試みを成功させたほか、今年4月には日本代表選手の新たな選考基準の導入を発表するなど、多岐に亘り改革を試みている。

「ゼロ・エミッション」、「ゼロ・フェイタリティ」実現を追い求めている日産は、このような太田氏の姿勢に共感し、日本フェンシング協会とのオフィシャルパートナー契約に続き、太田氏との契約を締結した。

フェンシングは、かつて肉眼で行われていた判定に公正を期するため、1936年に電気審判機を導入。競技判定に電気を使用するスポーツであることを活用し、4月の旧広島市民球場跡地でのイベントでは、太田氏と共にEVの日産リーフから審判機に給電するフェンシングのデモンストレーションを行った。競技のユニーク性を活かし、リーフの蓄電池機能を披露したわけだ。

太田氏は今後、このような取り組みを通して、日産の先進技術を広く伝える「日産エキサイトメント・アンバサダー(Nissan Excitement Ambassador)」として広告宣伝活動やイベントに登場する。

第1弾の取り組みは7月16日に開催されるイベントで行われる予定だという。

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