【狂気のレーシング・ミニ】ツインカム・ターボからツイン・エンジンまで 後編

2020.02.15

8. コンプラン・ターボ・ミニ

英国で極めて俊足なウーズレー・ホーネットでレースキャリアをスタートさせたアレック・プール。その後ミニへと乗り換える。

彼は1969年の英国サルーンカー選手権で、エクイップ・アーデン・クーパーSをドライブし頂点をゲット。その翌年、ミニをベースに更に熱いマシンを計画し、過給器を積んだ初めてのミニ・レーサーを生み出す。

コンプラン・ターボ・ミニ
コンプラン・ターボ・ミニ

コンプラン社がスポンサーに付いていたミニには、1.3Lエンジンにターボチャージャーをドッキング。サーキットやヒルクライムで、サルーンボディのクルマを相手にするだけでなく、最前線に立つ戦闘力を見せつけた。

Aシリーズ・エンジンには高いブーストが掛けられ、最高出力は180ps以上にまで増強。通常のトランスミッションでは手が負えないほどだった。車重は通常のミニより127kgも軽量化され、最高速度は225km/hに届いたという。

特にデビューシーズンを飾った勝利は、このターボ・ミニのハイライト。フェニック・スパークで開かれたアイリッシュ・モーター・レーシング・クラブのレースでは、後ろからのスタートにも関わらず、優勝を果たしている。

このターボ・ミニは、後にフロント周りのボディに変更を受け、更に排気量が1430ccにまで増やされている。

マニアな小ネタ

アレック・プールは、チーム・スピードバードのもとでも参戦。技術がそちらにも流れ、後に共食いしあったと噂されている。

 
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