【今あらためて試乗】フェラーリが愛したゴーカート ミニ・クーパー1.3 凝縮された英国テイスト

2020.02.02

サマリー

今あらためて、ローバー・ミニ・クーパー1.3に試乗。現代のミニにも使われる「ゴーカートフィーリング」は、もちろん当時のミニが元になっています。ハンドリングの他に、パーツの豊富さもミニならではです。

もくじ

凝縮されたイギリス・テイスト
フェラーリが愛したゴーカート
生産中止、でも作り続けられるクラシック

凝縮されたイギリス・テイスト

text:Takuo Yoshida(吉田拓生)
photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)

90年代に我が国で高い人気を誇ったローバー・ミニ・クーパーなので、撮影個体を探す作業は決して難しくはない。

でも敢えて今回、群馬県にあるクラシック・ミニのスペシャリストであるミニ屋Aiフラジルがストックしていた1999年式を選んだ理由は「オリジナル度が高い」という一言に尽きる。

太めのタイヤとオーバーフェンダーが逞しいローバー・ミニ・クーパー1.3i。2灯のフォグランプはかつてモンテカルロラリーで総合優勝を果たしたラリーカーのイメージだ。
太めのタイヤとオーバーフェンダーが逞しいローバー・ミニ・クーパー1.3i。2灯のフォグランプはかつてモンテカルロラリーで総合優勝を果たしたラリーカーのイメージだ。

クラシック・ミニの人気の一旦は、豊富に用意されたチューニング・パーツやドレスアップ・パーツによって自分だけの個性あふれる1台を作り出せることにもあった。

90年代のローバー・ミニを改造し60年代のマーク1風に仕上げるモディファイはクラシック・ミニの定番だし、傷んできた塗装を塗り替えるついでに個性的な色にしてしまうというのも珍しくない。

つまりラインオフされたままの姿をとどめた個体は、今日では非常にレアなのである。

90年代の日本におけるミニの人気は、ボディの小ささに対する内装の豪華さにもあった。今回の1999年式、ローバー・ミニ・クーパー1.3iは特にその傾向が顕著だ。

例えばシートは総レザー張りだし、伝統的なイギリス車らしく、ダッシュパネルにはウォルナット材が使用され、重厚感を醸し出している。

今日のイギリス車ではなかなか再現できない古き佳き雰囲気が、この小さなボディにぎっしりと詰まっているのだ。

 
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