【セナとシューマッハー】F1のヘルメット、高いのはどちら? RMサザビーズ・パリ・オークション

2020.02.17

サマリー

「セナ」と「シューマッハー」のヘルメットが、競売に出品。偉大なるワールド・チャンピオンによる予想外の場外対決。どのような結果になったのでしょうか。

もくじ

フォーミュラ1 レジェンドのヘルメット
セナのヘルメット 隠された歴史
裁判沙汰 シューマッハーのヘルメット
対決の結果は?

フォーミュラ1 レジェンドのヘルメット

text:Kazuhide Ueno(上野和秀)
photo:RMSotheby’s Auctions

近代F1グランプリのグレーテスト・ドライバーといえば、マクラーレン・ホンダで伝説を創り上げたアイルトン・セナ。そして、フェラーリに黄金時代をもたらしたミハエル・シューマッハーであることに異論を唱える者はいないだろう。

どちらも圧倒的な速さだけではなく、超越したドライビング・テクニックからマシンの開発能力まで並々ならぬ才能を見せつけ、複数のワールド・チャンピオンシップを手にしている。

リビルドされてブラジリアン・カラーにリペイントされたセナのヘルメット
リビルドされてブラジリアン・カラーにリペイントされたセナのヘルメット

そんな2人が使ったヘルメットが、RMサザビーズ・パリ・オークションに出品された。

セナとシューマッハーの直接対決は実質2シーズン半で終えてしまったが、パリでのオークションで競うことになったのは神の悪戯だろうか。

セナのヘルメット 隠された歴史

今回出品されたセナが使用したヘルメットは意外なヒストリーを持っていた。

アメリカのヘルメット専門メーカーであるベル社は、初めてフルフェイス・タイプの「ベル・スター」を送り出したことで知られる。セナが1989年に使用していたのは4輪レース用として開発されたAFX-1のプロトタイプだった。

実は開発用のプロトタイプだったという
実は開発用のプロトタイプだったという

実はこのヘルメットは開発用のプロトタイプで、F1とインディカーで活躍したマリオ・アンドレッティが当初はテストで使用。その後、セナ用にリビルドされて、お馴染みのブラジリアン・カラーにリペイントされるという意外なヒストリーを持つ。

1つのヘルメットを使いまわすということは現在では考えられないが、まだのどかな時代だったようだ。

1990年シーズンで実際にセナが使用したもので、メモラビリアの権威であるコレクター・スタジオによるベル社の社長のサインが記された証明書が付属する。

 
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