【通販で買物】安全なチャイルドシートを選ぶには チェックすべきこと やってはならないこと

公開 : 2020.03.26 20:50  更新 : 2021.06.17 22:05

コロナウィルス感染予防の観点からも、小さな子ども、生まれたばかりの赤ちゃんがいる家庭ではとくに通販でベビー用品を買う家庭が増えています。クルマの移動もあるでしょう。注意項目をお伝えします。

通販で新品チャイルドシートを買う前にやること

text:Kumiko Kato(加藤久美子)

コロナウィルス感染予防の観点からも、小さな子ども、生まれたばかりの赤ちゃんがいる家庭ではとくに通販でベビー用品を買う家庭が増えている。

日本で現在、新品で販売されているチャイルドシートには、必ず「Eマーク」がついている。

安全基準の正式名称はECE R44またはECE R129。
安全基準の正式名称はECE R44またはECE R129。

「Eマーク」とは国土交通省が定めたチャイルドシートに関する安全基準を満たしている製品を意味しており、安全基準の正式名称はECE R44またはECE R129である。

「ECE」とは国連欧州経済委員会が定める協定規則のことで「E43」などEの次にあるのは国番号となる。(43は日本)

このマークがついていない(=安全基準を満たしていない)チャイルドシートは2点式ベルト対応のチャイルドシートなど一部を除きメーカーが出荷することはできない。

並行輸入のチャイルドシートや中国製のチャイルドシートの中には、Eマークがない、つまり、日本で使用するための安全基準を満たしていないものもある。

これは絶対に使用してはならない。

安全基準を確認したら今度は「車種適合」をチェックしよう。チャイルドシートメーカーの公式サイトには必ず、車種適合を確認するページがある。

筆者がざっと調べたところ、以下ブランドの公式サイトでは車種適合が確認できる。

車種適合が確認できる公式サイト

・コンビ
・アップリカ
・チャイルドガード(ジョイソンチャイルドセーフティ※旧タカタ)
・リーマン
・マキシコシ
・ブリタックスレーマー
・ネビオ
・レカロチャイルドセーフティ
・エールベベ(カーメイト)
・ジョイー
・サイベックス
・日本育児
・ピジョン

日本の公式サイトを持たない車種適合が確認できないメーカーの製品は買わない

車種適合が公式サイト(日本語)で確認できないようなメーカーの製品は買わない方が無難だ。このようなシートはほぼ100%並行輸入となり、製品に不具合があって本国でリコールとなった場合でも、連絡もなく、ほとんどの場合対応できない。

では、車種適合を調べる際には何が必要なのか?

ホンダは自動車メーカー純正初のR129チャイルドシートを発売。
ホンダは自動車メーカー純正初のR129チャイルドシートを発売。

これには車両型式(車検証に記載あり)または、メーカー名+車名+年式が必要となる。

確実なのは車両型式を調べておくことだ。というのも、車名や年式でもモデルチェンジの時期によっては型式が異なる場合があるからだ。

また、ミニバンなどファミリーカーならチャイルドシートがつけやすい、というわけでもない。

例えばサポートレッグを使うチャイルドシートの場合、サポートレッグの先端(床につく部分)にスライドシートのレールや床下収納の装備などがあると、強度不足で取り付け不可となってしまうのだ。

後部座席のどの場所に取り付けたいのか? も、しっかり確認しておく必要がある。

2012年6月30日以前に製造されたクルマの中には、後部中央席が2点式ベルトとなっているものも存在するからだ。

この場合、側面席では取り付け可能でも、中央席では取り付け不可という場合もある。取り付ける可能性がある座席すべてが〇(取り付け可能)となっているかの確認もお忘れなく。

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