新型タイカン/タイカン・クロスツーリスモ受注開始 ポルシェの施す広範囲なアップグレード

公開 : 2024.02.08 11:45  更新 : 2024.02.10 23:31

新型タイカンの特長2

広範な効率対策

性能と効率の同時の向上には、全バージョンで先代モデルの出力を最大80kW上回る新しいリアアクスルモーターを備えた先進のパワートレイン/ソフトウェアを最適化した改良型パルスインバーター/より強力なバッテリー/サーマルマネジメントの改良/次世代ヒートポンプ/改良型回生および4WDストラテジーなど、複数の要因が関係しているという。

高速からの減速時の最大回生性能は、290kWから400kWへと30%以上向上し、すべてのバージョンに、空力的に最適化されたホイールと転がり抵抗を低減したタイヤが標準装備される。また新しい21インチホイールとタイヤは専用に開発されたものとポルシェは述べた。

大幅に改良された装備と軽量化

新型ポルシェ・タイカン
新型ポルシェ・タイカン

最大15kg軽量化された一方で、標準装備は従来よりもさらに充実した。

アンビエント照明/フロントシートヒーター/ポルシェインテリジェントレンジマネージャー(PIRM)/ワイヤレス充電式スマートフォントレー/運転席側および助手席側電気充電ポート/ドライブモードスイッチ/パワーステアリングプラスが標準装備され、日本ではタイカン4Sにパフォーマンスバッテリープラスが標準で搭載される。

タイカンのベーシックモデルにも、アダプティブエアサスペンションとアルミニウム製ドアエントリーガードが標準装備、装備のアップグレードに加えて製品仕様の向上には、容量を増やしながら軽量化されたバッテリーが含まる。

新型タイカンの特長3

さらに魅力的なデザイン

新型のヘッドライトとテールライトを備えた、新しいフロントエンドとリアエンドのスタイルにより、ポルシェのエクステリアデザイナーはタイカンの滑らかで純粋なデザインをさらに磨き上げたとポルシェは言う。

新しいフロントフェンダーとフラットなヘッドライトは、タイカンのワイド感をさらに強調するとしている。

新型ポルシェ・タイカン
新型ポルシェ・タイカン

精巧な光学を使用した高解像度HDマトリックステクノロジーの新しいヘッドライトは、夜間にポルシェ特有の4灯のグラフィックで照らす。

リアライトストリップのポルシェロゴは、立体的なガラスルックのデザインを採用し、初めて装備されたイルミネーテッド仕様は、乗車時および発進時のアニメーションが特徴的だ。

ターボとターボSは、エクステリアとインテリアの両方で、アクセントカラーのターボナイトにより他のモデルとの違いを際立たせたと彼らは付け加えた

制御とディスプレイのコンセプトの刷新

インストゥルメントクラスター/センターディスプレイ/オプションの助手席側ディスプレイは、機能を追加して最適化されたユーザーインターフェースを備える。

ステアリングホイールのモードスイッチは標準装備され、スポーツクロノパッケージとパフォーマンスバッテリープラスを装備したタイカン・モデルは、モードスイッチに専用のプッシュトゥパスボタンを備える。

ステアリングホイールの左側後方にある新しいコントロールレバーを使用すると、ドライバーアシスタンスシステムをより直感的に操作することができ、アップルカープレイは、車両のディスプレイと機能に統合されることにより、新しい車載ビデオ機能により、センターディスプレイと助手席側ディスプレイでのビデオストリーミングも可能となったという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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