【クーペにAMG 53が追加】 メルセデスAMG CLE 53 4マティック+クーペ ハンドルは左右選択可能

公開 : 2024.06.27 11:45

メルセデスAMGは発表されて間もないCLEクーぺに「CLE 53 4マティック+クーペ」を追加し発売を開始しました。全長/全幅/全高ともに拡大し、AMGらしい迫力を兼ね備えたエクステリアとなっています。

CLEに53が追加

メルセデス・ベンツ最新世代の2ドアクーペであるCLEに新しく「メルセデスAMG CLE 53 4マティック+クーペ(ISG 搭載モデル)」(以下、CLE 53クーペ)を追加した。

メーカー希望小売価格(税込)は1290万円でハンドルは左右で用意される。

メルセデスAMG CLE 53 4マティック+クーペを追加
メルセデスAMG CLE 53 4マティック+クーペを追加

CLEクーペは、同社がこれまで築き上げてきたクーペの伝統・歴史を受け継ぎながら、革新的なコンセプトとテクノロジーを採用し、クーペならではの美しく伸びやかなデザインや専用の快適装備、スポーティな走行性能を備えた新しい2ドアクーペだと述べる。

メルセデス・ベンツの2ドアクーペ伝統のロングホイールベース、ショートオーバーハング、ロングボンネットを採用したプロポーションは、メルセデスデザインの基本思想である「センシュアルピュリティ」によって磨き上げられ、ダイナミックかつエモーショナルなスタイリングを形成していると表現した。

CLE 53クーペのボディサイズは CLE 200クーペと比べ、全長4855mm(+5mm)/全幅1935mm(+75mm)/全高1435mm(+15mm)と前後にワイドフェンダーを採用したことで、全幅を大幅に拡大し、ダイナミックさを強調している。

また、インテリアはメルセデスAMGにふさわしく、ハイパフォーマンスを感じさせるデザインでまとめられるとともに、ゆとりある室内空間も十分に確保しながら、後席も高い居住性を備えており、さらには、学習能力や使い勝手を高めた第3世代のMBUXも搭載し、ドライバーの操作負担を軽減するルーティン機能や予測提案を行うゼロレイヤーなど、新時代の室内環境を提供する。

パワートレインには3L直列6気筒ターボエンジンに第2世代のISGと電動スーパーチャージャーを搭載、前後のトルク配分を最適にする四輪駆動システムAMG 4マティック+を搭載しAMGライドコントロール・サスペンションやリア・アクスルステアリングを備え俊敏でダイナミックなドライビングを楽しめるとしている。

エンジンとトランスミッションは?

新型直列6気筒エンジンM256M

CLE 53クーペに搭載される「M256M」エンジンは、3L直列6気筒エンジンにターボチャージャーと 48V電動スーパーチャージャーに加えISGを備えている。

従来の「M256」から新しく設計されたインレット/アウトレットチャンネルやピストンリングの採用、最適な燃焼噴射、ターボチャージャーに改良を加え最大出力449psを発生する。

メルセデスAMG CLE 53 4マティック+クーペを追加
メルセデスAMG CLE 53 4マティック+クーペを追加

スーパーチャージャーも改良し、最大加給圧を従来の0.4barから1.5barとする事で最大トルク57.1kg-m(約10秒間のオーバーブースト時61.18kg-m)を発生。ISGにも改良を加え、最大出力23ps/最大トルク20.90kg-m追加した。

また、従来の「M254」と同様にエンジン回転を動力源としていたエアコンディショナー、ウォーターポンプなども電動化されているためエンジン前部のベルト駆動装置が不要となり、コンパクトなエンジンになっている。

四輪駆動システム「AMG 4マティック+」

高性能エンジンのパワーを四輪に最適配分するメルセデスAMGが開発した四輪駆動システム「AMG 4マティック+」を搭載しており、前後トルク配分が50(前):50(後)から 0(前):100(後)の範囲で可変トルク配分を行うことで、ハイパワーを四輪へ最適に配分する。

発進時はもちろん高速走行、ハイスピードコーナリング、そしてコーナーの立ち上がり加速などにおいて絶対的な安定性を誇り、思いのままのドライビングを楽しむことが可能だという。

AMGスピードシフトTCT 9Gトランスミッション

適切なシフトタイム、迅速なリアクション、ダブルクラッチ機能、およびマルチダウンシフトを感じられるAMGスピードシフトTCT 9Gトランスミッションを採用し、俊敏なシフト操作を行うことができると述べた。

特に走行モード「Sport+」およびマニュアルモードでは、トランスミッションは迅速に動作し、ダイナミックセレクトで選択された走行モードにより、燃料消費を抑えた運転スタイルから俊敏なシフト操作までが行え、また、ステアリングホイールの左右裏側に取り付けられているパドルシフトを使って手動でもシフト操作することが可能となる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事