【認証不正問題からの再スタート】現行車11台一気取材!ダイハツの「いま」と「これから」を探る(後編)

公開 : 2025.03.13 11:05

新型ムーヴに期待大。ビジョン・コペンは、どうなる?

ダイハツ車のラインナップにあらためて触れてみると、日常〜趣味に使える乗用車から、商用車、特装車、福祉車両と、小さいクルマながらもユーザーの多様なニーズに対応していることを再確認した。

となると、これからのダイハツに期待がかかる。

2023年のジャパンモビリティショーに参考出品された『ビジョン・コペン』。
2023年のジャパンモビリティショーに参考出品された『ビジョン・コペン』。    AUTOCAR JAPAN

まず気になるのは、発売目前で認証不正問題によりフェードアウトしてしまった『ムーヴ』の新型だ。現行車の問題をクリアしなければ新型車には着手できないと、その開発に関しては振り出しに戻ったといわれているが、問題への対応も落ち着いたところで、その登場が待たれるところだ。

ハイト系ワゴンながらリアスライドドアを採用するといった噂も流れている。ダイハツとしては『リスタート』後の第1弾モデルとなるだけに、遅くとも今秋には発表されると思われる新型ムーヴの登場が楽しみだ。

もう1台は、2023年のジャパンモビリティショーに参考出品された『ビジョン・コペン』だ。初代コペンに似たスタイルながら軽自動車ではなく、1.3Lエンジンを搭載したFRライトウエイトスポーツ。発表当時は市販を前提に開発中とされていたが、現段階では何もアナウンスはされていない。

こちらもダイハツ復活の目玉として、その登場を心待ちにしているスポーツカーファンは少なくないのだが……。ダイハツの英断に期待したいところだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    山本佳吾

    Keigo Yamamoto

    1975年大阪生まれ。阪神タイガースと鉄道とラリーが大好物。ちょっとだけ長い大学生活を経てフリーターに。日本初開催のWRC観戦をきっかけにカメラマンとなる。ここ数年はERCや欧州の国内選手権にまで手を出してしまい収拾がつかない模様。ラリー取材ついでの海外乗り鉄旅がもっぱらの楽しみ。格安航空券を見つけることが得意だが飛行機は苦手。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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