【タイ生産のハイブリッド】三菱、アセアンに展開のコンパクトSUV『エクスフォース』にHEV追加
公開 : 2025.03.23 08:05
PHEV技術をベースに進化したHEVシステム
三菱のHEVシステムは、三菱が熟成してきたプラグインハイブリッド(PHEV)技術をベースに開発。エクスフォース HEVでは、三菱初のHEV車であるエクスパンダーよりも進化したものとなっている。
伝導効率を向上させた新開発のトランスアクスルおよび高速領域でモーター動力を駆動系から切り離す『モーターディスコネクト機能』を新たに追加することでエネルギーロスを大幅に低減、クラストップとなる24.4km/Lの燃費を実現した。

ハイブリッド走行では2速ギアシステムを採用し、高速走行時の静粛性と、登坂時の加速性を両立した。さらにモーター、ジェネレーター、トランスミッションを一体化することで高周波ノイズを大幅に低減。これらによりEVらしいシームレスな走行フィーリングを実現した。
走行モードは『EV』『ハイブリッド』『回生』の3モードで構成される。状況に応じてシステムが最適な走行モードを自動で選択して、低燃費化するとともに、力強いモータードライブを実現する。
発進時や低速域では駆動用バッテリーからの電力でモーター駆動するEVモードで走行。登坂時や加速時にはエンジンを発電用として動かして駆動用バッテリーの電力と合わせてモーター走行を行う。また、高速域ではエンジンの動力で走行してモーターがアシストするハイブリッドモードに切り替わる。
さらに今回追加された『モーターディスコネクト機能』により、アクセル操作の少ない高速域ではモーターとドライブシャフトが接続されない状態となり、駆動抵抗を低減し、燃費を向上させる。
回生モードでは減速時の回生ブレーキにより減速エネルギーを電力として回収し、駆動用バッテリーに蓄電する。
EVらしい静かでクリーンなモーターでの走りと、電欠の心配なく長距離ドライブを楽しめる、HEVならではの走りが、エクスフォースの魅力をいっそう高めている。
三菱独自の4輪制御技術を継承
ドライブトレーンは前輪駆動(FWD)方式の2輪駆動をベースに、アクティブヨーコントロール(AYC)をはじめとした三菱独自の4輪制御技術を採用し、ドライバーの意のままに安全・安心な走りを提供する。
パワーユニットには高出力なモーターと高性能な駆動用バッテリーを搭載。電動ウォーターポンプの採用などで、補機類駆動損失を低減し、40%を超える熱効率を達成した、HEV専用の1.6L DOHC 16バルブ MIVECエンジンと組み合わせられる。

また、HEVでありながらドライバーが状況に応じて積極的にEV走行を選択でき、静かさが求められる場面などでもスマートに対応することが可能となる。
世界的需要に応え、電動化を推進・展開
三菱の加藤隆雄社長は「近年、HEVは充電インフラを必要としない電動車の有力な選択肢として、ますます世界的な需要が高まっています」とコメントした。
三菱にとって最重要市場のひとつであるタイにおいて、『エクスパンダー』『エクスフォース』のHEVモデルにより電動化を推進するとともに、今後は他市場への展開も検討しているという。







































































