【プラットフォームはポルシェと共同開発】アウディBEVの大本命!ミディアムクラスSUV『Q6 e-トロン』発売

公開 : 2025.03.31 11:45

クワトロで644km の航続距離を実現

搭載されるリチウムイオンバッテリーは、12のモジュールと180のプリズムセルで構成され、総容量100kWh(総電力量94.9kWh)を誇る。これにより、Q6 e-トロンは2WDのベースモデルで569km、クワトロで644km 、スポーツグレードのSQ6 e-トロンは672kmの航続距離を実現している。

標準バッテリーの充電には800Vテクノロジーを採用し、欧米での最大充電出力は270kWに達する。急速充電ステーション(High Power Charging:HPC)を利用すれば、約21分で充電レベル(SoC)を10%から80%まで引き上げられる。

航続距離は、スポーツグレードのSQ6 e-トロンで672kmの航続距離を実現している。
航続距離は、スポーツグレードのSQ6 e-トロンで672kmの航続距離を実現している。    上野和秀

日本では規制のため、アウディ正規販売店にChAdeMO方式として国内最大出力の150kW充電器が設置されている。これを利用した場合、最大135kWの急速充電に対応し、約35分で充電レベル(SoC)を10%から80%まで引き上げられる。もちろん家庭や公共施設での8kWのAC充電にも対応する。

先進的な回生システムにより、日常の制動の約95%は回生ブレーキによって行われ、最大220kWのエネルギーを回収。これにより、航続距離の最大化と高効率なエネルギー活用がなされる。

さらに、新設計のフロントアクスルと精密なトルク配分により、Q6 e-tronは俊敏かつ安定した走行性能を実現したという。

新たなデザイン言語で構築

Q6 e-トロンのエクステリアを見ると、アウディのデザインが新時代に入ったことを感じさせる。PPEの採用により、長いホイールベースと短いオーバーハングを特徴とし、Qモデルならではの力強くダイナミックなシルエットを形成している。

なかでもラジエターグリルはアウディBEVデザインをより洗練させ、完全に閉じられた意匠になり、新たな時代の車両であることを誇示する。

長いホイールベースと短いオーバーハングを特徴とし、力強くダイナミックなシルエットを形成。
長いホイールベースと短いオーバーハングを特徴とし、力強くダイナミックなシルエットを形成。    上野和秀

後フェンダーのショルダー部分にはWRCの覇者であるアウディ・クワトロからインスパイアされたブリスターフェンダーのイメージが盛り込まれ、力強さをアピールする。

ヘッドライトはアクティブデジタルライトシグネチャーが、調光可能な12のセグメントとアルゴリズムによって作成される。新設計のマトリクスLEDヘッドライトには計61個のLEDセグメントを装備し、デジタルライトシグネチャー装着時にはMMIから最大8パターンのライティングが選択可能となる。

テールライトは、合計360のセグメントを備えた6枚のOLEDパネルで構成。従来のOLEDパネルの約10倍のセグメント数で、専用開発されたアルゴリズムにより10mm秒ごとに新しい多層的な画像を生成する。また、ダッシュの『MMIパノラマディスプレイ』から、8パターンのライティングシグネチャーを選択できる。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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