スマート『#5』特別仕様車が登場 最強&最大のオフロードスタイルSUV
公開 : 2025.03.31 18:45
スマートが新型EV『#5』の特別仕様車を発表しました。ルーフラックなどオフロードにインスパイアされた仕様で、ブランド史上最大かつ最もパワフルなモデルを飾ります。英国では10月から納車開始予定です。
史上最大かつ最もパワフルなスマート
スマートは、新型EV『#5(ハッシュタグ5)』の特別仕様車として『サミット・エディション』を発表した。ブランド史上最大かつ最もパワフルな電動SUVに、オフロードスタイルの仕上げを施している。
スマート#5の英国での納車開始は2025年10月頃を予定しており、その屈強なキャラクターでSUVファンを取り込もうとしている。小型の#1や#3と同じ吉利汽車グループのSEA2プラットフォームをベースとし、800Vの電気アーキテクチャーを採用する。全長4705mm、全幅1920mm、全高1705mmで、7人乗りではないものの、プジョーの新型5008に近いサイズとなる。

格納型ドアハンドルや丸みを帯びたエッジなど、スマートらしいモダンなデザインはそのままに、角ばったヘッドライトやライトバーを採用し、ボクシーで無骨な外観に変更することで、他のモデルとは異なる特徴を持たせている。
インテリアにも大きな違いがあり、ダッシュボードを支配する13インチの有機ELインフォテインメント・タッチスクリーンにスマート最新の車載システムを搭載し、おなじみの動物のアバター(今回はライオン)が付いている。一方、ドライバー正面には、他モデルの9.2インチよりも大きい10.3インチのデジタル計器クラスターが装備されている。
性能の詳細はまだ発表されていないが、中国の政府系機関が6月に公開した情報によると、最上位の『ブラバス』仕様で最高出力645psのデュアルモーターを搭載するようだ。
トリムレベルは、プロ、プロ・プラス、プラス、サミット・エディション、プレミアムの5種類が用意される。バッテリーの容量はトリムレベルによって76kWhから100kWhまで複数あり、航続距離は最大540kmとされる。充電速度は最大400kWで、18分で10〜80%の充電が可能となる。
今回設定されたサミット・エディションは、四輪駆動システム、ルーフラック、ボディ右側のラダーなど、#5のコンセプトモデルにインスパイアされたオフロード走行用のさまざまな追加装備を特徴とする。また、雪道や泥道用の設定を含む5つのオフロード走行モードも備えている。
英国価格は約4万ポンド(約780万円)からとなる見込みだ。






































