ジャガーXJ6 S1とローバーP5 B(1) 構想は4ドアのEタイプ GMから権利を得たV8で更新
公開 : 2025.05.10 17:45
落ち着いたスタイリングはデビッド・ベイチュ
V8のP5 B 3.5リッターが発表されたのは、1967年のロンドン・モーターショー。ロスタイル・ホイールとドライビングライトで飾られていたが、デビッド・ベイチュ氏が描いた、落ち着いたスタイリングはそのまま。見た目は、従来のP5と変わりなかった。
1962年に追加された、4ドアクーペも引き続いて提供された。ローバーの社内では、ハードトップ・スポーツサルーンと呼ばれていたらしい。

フロントとリアのガラスは、通常のサルーンより倒され、全高は64mmも低かった。ピラーレスドアが想定されていたようだが、剛性の低下が判明し、残されている。
サスペンションは、前がダブルウイッシュボーンにトーションビームで、後ろはリジッドアクスルにリーフスプリングという構成。パワーステアリングが標準装備され、P5シリーズとして最後の輝きを放っていた。
ジャガー新時代の幕開けを告げたサルーン
他方、XJ6 シリーズ1はジャガーにとって新時代の幕開けを告げたようなモデル。プロジェクトXJ4として開発は1964年に始まり、1968年に発売されている。4ドアのEタイプのような、スポーツサルーンとして構想は進められた。
革新的な部分はなかったかもしれないが、既存の技術は大幅に磨き込まれていた。モダンな見た目のボディは、衝突安全性にも配慮。主要市場だったアメリカの安全基準をクリアし、レースを戦える潜在能力も秘めていた。

エンジンは、既に20年モノとなっていた直列6気筒のXKユニット。排気量は2種類あり、2.8Lでは182psを発揮。4.2Lでは248psが主張された。トランスミッションは、オーバードライブ付きの4速マニュアルか、3速オートマティックから選べた。
XKユニットは、軽くないスチール製。確かに設計は古かったが、DOHCヘッドを載せ、技術的には高い水準にあった。
この続きは、ジャガーXJ6 S1とローバーP5 B(2)にて。




























































































































