【室屋義秀のレクサスが福島の空を舞う】エアレースXのPVに大興奮!空の祭典『ふくしまスカイパークフェスタ2025〜春〜』開催

公開 : 2025.05.10 11:45

4月29日、空の魅力を楽しめるイベント『ふくしまスカイパークフェスタ2025〜春〜』が開催。エアショーやエアレースXのパブリックビューイングなどのコンテンツが展開されました。現地を訪れた篠原政明のレポートです。

目の前で展開するエアロバティックに大興奮

福島駅からクルマで30分ほどの場所にある『ふくしまスカイパーク』。ここは2019年まで開催された『レッドブル・エアレースワールドチャンピオンシップ』で2017年にアジア人初のワールドチャンピオンとなった室屋義秀選手と、共創活動を行っている『レクサス・パスファインダー・エア・レーシング』(以下、LPAR)のホームグラウンドだ。

ここでゴールデンウイーク初日の4月29日に開催された『ふくしまスカイパークフェスタ2025〜春〜』は、航空ファンにはたまらないコンテンツが満載のイベントだった。

4月29日に、『ふくしまスカイパークフェスタ2025〜春〜』が開催。
4月29日に、『ふくしまスカイパークフェスタ2025〜春〜』が開催。    Taro Imahara TIPP

まず、室屋選手によるスペシャルエアショーは、ギャラリーの目の前を滑走して離陸した飛行機が、空中で宙返りや切りもみ、スピンなど、さまざまなエアロバティックを行う。

かと思えば超低空で目の前を飛び去るなど、迫力は満点でギャラリーは大興奮! また、モーターグライダーや福島県消防防災ヘリコプターのデモフライトなども行われた。

室屋選手はエアレースのデモフライトも行った。これは後述する『エアレース X』のコースをレースと同じようにフライトするもの。ギャラリーの目線よりわずかに高い20mくらいの高度から上空数百mまで、エアロバティックより速いスピードで鋭いターンや宙返りを行う、まさに『3次元のジムカーナ』だ。フライトを終えてコクピットから降りる室屋選手を、ギャラリーは万雷の拍手喝采で迎えた。

会場には、セスナ機などの展示やコクピット見学、福島の味や魅力を体感できるスイーツやジュース、お酒などの展示販売、キッチンカーによるグルメ&スイーツ販売やチャリティオークションなども行われ、家族で楽しめるコンテンツが充実。そしていよいよ、メインイベントである『エアレース X』開幕戦のパブリックビューイングが始まった。

バーチャルのパイロンを認識しての驚異的なフライト

エアレースは2023年からバーチャルを活用した『エアレース X』となり、2024年には初のシリーズ戦として、室屋選手が初代チャンピオンに輝いた。

レッドブル・エアレースと同様、コースに設置されたパイロンによるゲートを通過してスラロームや旋回、宙返りなどを行ってタイムを競うのだが、最大の違いはパイロンがバーチャルであること。しかも同じコースで競い合うのではなく、自分のチームの拠点(室屋選手なら、ふくしまスカイパーク)で飛行し、タイムを計測する。

2024年に『エアレース X』は初のシリーズ戦として開催。室屋選手が初代チャンピオンに輝いた。
2024年に『エアレース X』は初のシリーズ戦として開催。室屋選手が初代チャンピオンに輝いた。    Taro Imahara TIPP

コロナ禍で、選手が集まらなくてもレースができ、またギャラリーもウェブサイトなどで観戦できることから、この形式でエアレース Xは開催されている。

パイロンが立っている(であろう)場所は地上にポイントされているが、そこにパイロンがあると認識してスラロームやターンを行うのは、かなり至難の業だ。そこで予選(最低1本、最大2本)、準々決勝、準決勝、決勝と4本のフライトを行う。各フライト前には大会側にオンラインで申請し、申請後90分以内に飛行し、データを提出しなければならない。

天候や気象条件などを考慮し、タイムは各選手がイコールコンディションになるように調整される。予選のタイムを元に、準々決勝→準決勝→決勝および3位決定戦と、各ラウンド1対1のノックアウト方式で本戦は展開される。

2025年シーズンは、この4月29日が開幕戦で、第2戦は7月、第3戦は9月、第4戦は10月(予定)に行われ、トータルでチャンピオンが決定する。

今回のコースは長さ約800mで、2本のパイロンでセットされたゲートが5ヵ所。そこで指定されたターンやスラロームを行うので、通過ゲートは14ヵ所。そんなテクニカルなコースを約1分で飛び巡る。

予選を2位で通過した室屋選手は、準々決勝、準決勝と順調に勝ち進み、決勝に臨んだ。決勝の相手は南アフリカのP.デビッドソン選手。序盤は室屋選手が先行したが、後半で逆転され室屋選手は惜敗した。

それでも、会場でパブリックビューイングを観戦したギャラリーたちは室屋選手に惜しみない拍手を送り、次戦の巻き返しに期待していた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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