VW資本で半世紀を経て復活 伝統x革新のスカウト(1) きっかけはラングラー人気

公開 : 2025.06.05 19:05

ラダーフレームを新規開発 伝統と革新を融合

プラットフォームは、フォルクスワーゲン・グループのものとは完全な別物。ラングラーへ匹敵する悪路性能を得るべく、ラダーフレームがゼロから開発されている。

「グループ内には、ボディ別体のフレーム構造は存在しませんでした。目標は、オフローダーのセグメントでベンチマークになることです」。同グループでキャリアを積み、スカウトの技術責任者に就任したブルクハルト・フンケ氏が認める。

スカウト・テラ(プロトタイプ)
スカウト・テラ(プロトタイプ)

「かつてのスカウトは、まさに働き馬と呼べました。新しいスカウトでは、悪路性能に対し技術的な側面で目標を設けています。アプローチアングルやトルク、重量配分など、あらゆる部分へ焦点を向けて。アクスルも特別な設計です」

「タイヤは35インチで、スタビライザーは切り離せます。伝統的なオフローダーと、革新的なバッテリーEVが融合する、新のスイートスポットを生み出します」。そして、性能をソフトウエアが左右する、ソフト・ディファインド・ビークルでもある。

この続きは、伝統x革新のスカウト(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

伝統x革新のスカウトの前後関係

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