化粧パネルに「竹」 フィアット・グランデ・パンダ・ハイブリッド(1) 温故知新な新モデルを解説

公開 : 2025.06.17 19:05

パンダにちなんで化粧パネルは竹

ラ・プリマ・グレードの場合、ダッシュボードの化粧パネルには、再生された竹材が33%含まれるという。パンダが竹を好んで食べることへ、ちなんだものだろう。見た目だけでなく肌触りも良く、自然との結びつきを感じさせる。

それ以外にも、内装の素材は持続可能性へ配慮されたと主張される。例えば、ラポレン・エコテックと呼ばれるブルーのプラスティックには、リサイクルされた飲料用カートンが用いられているらしい。

フィアット・グランデ・パンダ・ハイブリッド・ラ・プリマ(欧州仕様)
フィアット・グランデ・パンダ・ハイブリッド・ラ・プリマ(欧州仕様)

荷室容量は412Lと充分以上といえ、ハイブリッド版の方が51L広いとのこと。奥行方向が限定的だから、大きな荷物を積む場合は工夫が必要かもしれないが。

走りの印象とスペックは、フィアット・グランデ・パンダ・ハイブリッド(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

フィアット・グランデ・パンダ・ハイブリッドの前後関係

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