フィアット初のハイブリッド『600ハイブリッド』登場 お得なローンチプライスも600台限定で設定

公開 : 2025.05.28 10:05  更新 : 2025.05.28 19:49

先行してEVモデルが発売されていたフィアット600のハイブリッド版が日本導入となりました。使い勝手のよいコンパクトSUVに『ドルチェ・ヴィータ』の世界観あふれるデザインで、フィアットらしい1台です。

フィアット600ハイブリッド発売

ステランティス・ジャパンは5月27日、フィアット・ブランド初のハイブリッドモデル『600ハイブリッド』を全国のフィアット正規ディーラーより発売した。

『フィアット600(セイチェント)』はフィアットの標榜する『ドルチェ・ヴィータ(甘い生活)』の世界を表すアイコニックなイタリアンデザインに、快適性と革新性、テクノロジーを詰め込んだコンパクトSUVである。

フィアット初のマイルドハイブリッド車『600ハイブリッド』が発売となった。
フィアット初のマイルドハイブリッド車『600ハイブリッド』が発売となった。    ステランティス・ジャパン

昨年9月に発売された電気自動車『600e』に続き、今回マイルドハイブリッド仕様の『600ハイブリッド』が加わる。

『600ハイブリッド』の価格は、『600ハイブリッド』が365万円、『600ハイブリッド・ラ・プリマ』が419万円となる。

さらに『600ハイブリッド』に発売を記念して、『600ハイブリッド・ラ・プリマ』の通常価格より20万円低いローンチ特別価格を600台限定で設定する。ローンチプライスを適用した価格は399万9000円となる。

フィアット初のマイルドハイブリッド

新型フィアット『600ハイブリッド』は、新開発の1.2Lターボエンジンと電動モーターを内蔵した6速デュアルトランスミッションを組み合わせた、新世代の48Vマイルドハイブリッドシステムを採用した、フィアット初のハイブリッド車となる。

電動モーターのアシストにより、低速より力強いトルクが立ち上がり、スムースで心地よい加速が味わえる。

フィアット初のマイルドハイブリッド車『600ハイブリッド』が発売となった。
フィアット初のマイルドハイブリッド車『600ハイブリッド』が発売となった。    ステランティス・ジャパン

また、低速時の100%電動走行を実現し、走行状況により最大で約30km/hまで電気による走行が可能となっている。

信号待ちの多い市街地走行では、1時間あたり約50%はエンジンを使用しない状態となり、実用燃費を飛躍的に向上させる。

高速での定速走行時にはエンジンを使用、中速域では状況に応じてエンジンとモーターを切り替えて走行する。

これによりWLTCモードで23.2km/Lの燃費性能を達成し、Bセグメントの輸入SUV車ではトップクラスの性能を実現した。

500eゆずりのかわいいエクステリア

新型フィアット『600ハイブリッド』のエクステリアは、1955年の初代600から着想を得たデザインに、『500e』のかわいらしさを融合。

ヘッドライトからサイドへのフォルムや、リアナンバープレート上部の形状、全長に対するボンネットの比率などの随所に初代600のエッセンスが息づいている。

フィアット初のマイルドハイブリッド車『600ハイブリッド』が発売となった。
フィアット初のマイルドハイブリッド車『600ハイブリッド』が発売となった。    ステランティス・ジャパン

フロントフェイスは『ビッグスマイル』をコンセプトに、ヘッドライトを『目』としてデザイン。どこかいたずら心を感じさせる笑顔を表現している。

一方、随所にグロスブラックのアクセントを効かせて、18インチダイヤモンドカットアルミホイールとともに、精悍さも引き立たせたものとなっている。

ボディカラーはイタリアを感じられる鮮やかな『サンセット オレンジ』、『スカイ ブルー』、『ホワイト』に加えて、ハイブリッド専用色として、イタリアの海をイメージした『シー グリーン』を新たに設定した4色展開となる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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