NAモデルは早い者勝ち ケータハム・セブンの試作車へ(2) 日産・ルノーの共同開発品の印象は?

公開 : 2025.07.22 19:10

番外編:ケータハムの歴代エンジン

ロータス・セブンのディーラーだったケータハムが、その権利を取得したのが1972年。当時は、フォードのクロスフロー・ユニットが主力だったが、ロータスのツインカム・ユニットが載ったモデルも存在した。フォードのケント・ユニットも有名だろう。

1990年代に入ると、ヴォグゾール(英国オペル)の2.0L HPCエンジンを獲得。強力なJPE仕様では、253psを発揮した。この時にケータハムはターボチャージャーを検討しているが、納得できる結果は得られなかった。

ケータハム・セブン HR13DDTエンジン・プロトタイプ
ケータハム・セブン HR13DDTエンジン・プロトタイプ    ジョン・ブラッドシャ(John Bradsha)

その後、ローバーのKシリーズ・エンジンへ交代。チューニング次第で、230ps以上へ引き上げられた。更に、フォードのシグマ・ユニットとデュラテック・ユニットが登場。高回転化やスーパーチャージャーの搭載で、高い出力の要望へ応えた。

セブン 160に載ったのは、660ccのスズキ製3気筒ターボ。現在は170を名乗るが、ボディサイズと相まって、日本の軽自動車規格に合致するケータハムとなっている。

撮影:ジョン・ブラッドシャ(John Bradsha)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    役職:編集委員
    新型車を世界で最初に試乗するジャーナリストの1人。AUTOCARの主要な特集記事のライターであり、YouTubeチャンネルのメインパーソナリティでもある。1997年よりクルマに関する執筆や講演活動を行っており、自動車専門メディアの編集者を経て2005年にAUTOCARに移籍。あらゆる時代のクルマやエンジニアリングに関心を持ち、レーシングライセンスと、故障したクラシックカーやバイクをいくつか所有している。これまで運転した中で最高のクルマは、2009年式のフォード・フィエスタ・ゼテックS。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ケータハム・セブンの試作車への前後関係

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