今こそランチアの出番!新型イプシロンに乗って思ったこと【日本版編集長コラム#41】

公開 : 2025.08.03 11:45

作り手もランチアというブランドをよく理解している

新型イプシロンは現代の欧州Bセグメントモデルとして日常域で普通に使いやすく、デザインは大人っぽくて上品。しかし、今回カーボックス横浜が輸入したマイルドハイブリッドモデルに関して言えば、街中で「今ちょっと速めに走りたい」という気持ちへ瞬時に応えてくれるキビキビ感もあった。SUVやクロスオーバー全盛の中で、普通の5ドアハッチバックなのも、心地よさを覚えさせる部分だ。

こうしたモデルを出してこられるあたり、作り手もランチアというブランドをよく理解していると思う。ならばマニュアルの設定こそないが、イタリア車の左ハンドルだし……とときめきが止まらない。

偶然にも当時イプシロンの販売を担当した林一也さん(左)と再会。筆者(右)と思わず握手。
偶然にも当時イプシロンの販売を担当した林一也さん(左)と再会。筆者(右)と思わず握手。    山本佳吾

世の中的には冒頭で書いた例が示すように、私のような嗜好は少数派だ。ニュートラルにクルマを扱うAUTOCAR JAPANの編集長として、ここまで偏ったところに立ち位置があることはいかがなものかという想いもある。

しかし、時に偏愛かもしれないが、『クルマへの愛情を持つ』ことは大前提であり、それなしに、『状況によってははっきりと書く』というスタンスを守ってきたAUTOCAR JAPANの記事は作れない。それが編集長に就任してちょうど1年が立ち、強く感じていることだ。

なお、初心者ドライバーも1年立つと若葉マークが外れるということで、今回からタイトルを『新米編集長コラム』から『日本版編集長コラム』へと変更させていただいた。時には偏りながら、フラットかつニュートラルな視点で、AUTOCAR JAPANをより自動車愛に満ちたサイトにしていく所存だ。2年目もどうぞご期待ください。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 撮影

    山本佳吾

    Keigo Yamamoto

    1975年大阪生まれ。阪神タイガースと鉄道とラリーが大好物。ちょっとだけ長い大学生活を経てフリーターに。日本初開催のWRC観戦をきっかけにカメラマンとなる。ここ数年はERCや欧州の国内選手権にまで手を出してしまい収拾がつかない模様。ラリー取材ついでの海外乗り鉄旅がもっぱらの楽しみ。格安航空券を見つけることが得意だが飛行機は苦手。

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