【こだわったのはデリカらしさ】キープコンセプトの理由はデリ丸?新型三菱デリカミニで、開発担当者がやりたかったこと

公開 : 2025.08.26 11:45

デリカらしさとは何か?

では、藤井さんのいう『デリカらしさ』とは何か。

「デリカで一番大事にしてるコンセプトです。形や四駆性能は商品としてそういうところはあるのですが、お客様目線では、大切な家族や仲間と楽しい時間、大事な時間を過ごせる空間です。そのためによりアクティブな活動ができるような仕様にしたり、それを裏付ける安心感のあるタフな外観にしたり、広い室内空間を確保したりしています」

デリカの名前を冠するからには、デリカミニにも『らしさ』が求められる。
デリカの名前を冠するからには、デリカミニにも『らしさ』が求められる。    平井大介

しかし、「デリカミニもデリカの名前を冠する限りは、そこにこだわっていきたいのですが、軽自動車にそのまま持ってくるとオーバースペックですから、ちょうどいいバランスでいかに入れ込むか」がポイントとなった。

「例えばオフロードを走っていても乗り心地が悪いと、皆さん楽しく時間を過ごせないですよね。車内で家族と会話する時間も大事にしたかったですし、そういうところはデリカミニでもこだわっています」

初代デリカミニの購入ユーザーは、『デリカミニだから』という指名買いが多いそう。その独自のポジションを2年で築き上げたのは、まさに企画やマーケティングの成功事例といえる。だからこそ2代目デリカミニはごまかしがきかないが、単なる派生に留まらない仕上がりを期待してもよさそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    内田俊一

    Shunichi Uchida

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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