イメージは1996年JGTCのF1GTR!『マクラーレン750S JC96』、日本限定61台で登場【目印はタイガー・ストライプ】

公開 : 2025.09.11 07:05

マクラーレン・オートモーティブが、日本限定モデル『750S JC96』を発表。1996年に全日本GT選手権でドライバーズ・チャンピオンに輝いたF1 GTRにオマージュを捧げたモデルで、61台のみ販売されます。

日本限定スペシャルモデル

マクラーレン・オートモーティブが、日本限定スペシャルモデル『マクラーレン750S JC96』を発表した。

これは1996年に全日本GT選手権(JGTC)でドライバーズ・チャンピオンに輝いたマクラーレンF1 GTRにオマージュを捧げたモデルで、ジョン・ニールセン/デビッド・ブラバム組の61号車にちなみ、61台のみ販売される。

マクラーレン750S JC96
マクラーレン750S JC96    マクラーレン・オートモーティブ

ベースとなる750Sは、4リッターM840T型ツインターボV8エンジンをミッドマウントし、最高出力750psを発生。軽量なカーボン・ファイバー製ストラクチャーのモノケージIIと、プロアクティブ・シャシー・コントロールIIIサスペンション・システムにより、同クラスで最も軽量かつ俊敏なモデルとなっている。

同社初の日本限定リミテッド・エディションとなる750S JC96は、1996年のJGTCに出走したチームゴウのF1 GTRにインスピレーションを受けたユニークなペイント、ロケット・ピンクとターマック・グレーを組み合わせた『タイガー・ストライプ』に基づくペイントを全車に施すという。

専用ディテールがあしらわれるのは、フロント・スプリッター、リア・ウイングのエンドプレート、ドアミラー・ケーシング。ディテールのカラーには、メンフィス・レッド、チタニアム・シルバー、アイス・ホワイト、グラファイト・グレーがあり、オーナーはMSOビスポークのペイント・プログラムを利用して、ユニークなペイントを探すことも可能だ。

また、タイガー・ストライプのディテールをMSOによって手作業で車体全体に施す『JC96トリビュート・リバリー』も4台用意される。

オプションによるパーソナライゼーションも可能

インテリアでは、F1 GTRをインスピレーションとするスイッチ類とゴールド仕上げの750S JC96専用ペダルがディテールを彩り、オプションによるパーソナライゼーションも可能。

足元は、JGTCとル・マン24時間レースに出走したマクラーレンF1 GTRのホイールデザインに基づく、新しい15スポークのウルトラ・ライトウェイト鍛造アロイホイールを装備。標準でピレリPゼロを装着し、オプションには、さらに高いパフォーマンスを誇るピレリPゼロ・コルサと、サーキット志向のピレリPゼロ・トロフェオRをラインナップ。

マクラーレン750S JC96
マクラーレン750S JC96    マクラーレン・オートモーティブ

3種類とも、タイヤのエクスクルーシブ・パートナーであるピレリとマクラーレンによって開発され、ピレリPゼロ・ウインターもマクラーレンの正規販売代理店で用意されている。

クーペかスパイダーを選択可能だが、750Sのオープンバージョンに750S MSOハイ・ダウンフォース・キット(HDK)が装備されるのは、このモデルが世界初となる。

750S JC96専用のオプションとして、MSOによるJC96トリビュート・リバリーのほか、JC96エクステリア・ディテール、HDK&アンダーボディ、前後ルーバー・カーボン・ファイバー・パック、750S JC96専用サイド・バッジ、リア・ウィング表面のJC96のロゴがある。

MSOビスポークのオプション、MSOインテリア・リバリー・テーマ・パックは、ステアリングホイールの12時ペイントマーカーおよびパドル、エクステンデッド・カーボン・ファイバー・ドア・シル、インテリア・ドア・アップリケにJC96の特徴であるタイガー・ストライプのリバリー・パターンをあしらい、ビスポーク・ペインテッド・ビークル・キーが付属。

加えてMSOは、デルタ15スポーク・ウルトラ・ライトウェイト鍛造アロイホイール用のF1 GTRインスパイアード・ビスポーク・ペインテッド・センターキャップと、ビスポーク・ペインテッド・ブレーキ・キャリパーも提供する。

フロントのラゲッジ・コンパートメントには、サーキットにおけるマクラーレンのレガシーを記念するマクラーレン・トラック・レコード・プレートをオプションで装着。このチタン製プレートは、ロードカーのマクラーレンF1で最初に採用されたコンセプトを直接のインスピレーションとしており、マクラーレンの歴史における名高い選手権制覇やレース優勝と、それを成し遂げたアイコニックなマシンが記されている。

750S JC96は特別な車台番号が付与され、それには車名に由来する『096』と、シリアルナンバーを表す『001』から『061』までの数字が含まれる。シリアルナンバーは、状況が許す限りにおいてカスタマーが任意に選ぶことも可能だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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