【おあとがよろしくなる?】EV普及の壁を取り払いたい!新型日産リーフが身近な存在になるため取り組んだこと
公開 : 2025.10.09 07:05
10月8日、新型『日産リーフ』の国内発表会が開催されました。噺家の柳亭小痴楽氏がステージ脇の高座からリーフにまつわる噺を挟みながら進行するという、今までにないユニークなものです。篠原政明のレポートです。
噺家の柳亭小痴楽氏が進行
10月8日、東京都江東区のTFTホールで、新型『日産リーフ』の国内発表会が開催された。既にワールドプレミアされているクルマゆえ、メインステージには紗幕がかかっているものの姿がうっすらと見えている状態で、両側には初代と2代目(現行型)リーフも展示された。
発表会は噺家の柳亭小痴楽(りゅうていこちらく)氏がステージ脇の高座からリーフにまつわる噺を挟みながら、日産チーフビークルエンジニアの磯部博樹氏が新型リーフの概要を説明。同日本マーケティング&セールス/日本アフターサービス執行職の杉本全氏が新型リーフ投入にあたっての市場背景を説明するという、今までにないユニークなものとなった。

磯部氏や杉本氏が語った要旨を紹介しておこう。
新型リーフは『ライフスタイルを進化させる次世代メインストリームEV』がコンセプト。どんなクルマよりも気持ち良くドライブできるクルマで、EV性能を磨き上げて誰もが安心して乗れるEVを目指した。
エクステリアはCd=0.26という優れた空力性能を実現し、室内には調光パノラミックガラスルーフ(遮熱機能付き)を日産車で初採用。新開発の3-in-1EVパワートレインは走行性能の気持ち良さを追求した。さらに、セーフティシールド360やプロパイロット2.0に加え、インテリジェント・ディスタンスコントロールといった安全性能、先進運転支援も充実。
こうした積み重ねの結果、新型リーフのWLTCモード航続距離は702kmを達成。初代の200km(2010年)、2代目の322km(2017年)および450km(2019年)に対し、大幅に向上している。
EV普及の『壁』は、取り払われたか?
2010年の初代リーフ登場以来、日産はハイブリッドのeパワーを含めて電動化へ積極的に取り組み、現在、EVとeパワーの国内累計販売台数は160万台を超えた。EVオーナーからは「力強い」、「静か」、「自宅で気楽に充電できる」といった声が寄せられているという。
だが、まだEVに抵抗感のある人にとって、『航続距離』、『インフラ』、『価格』が普及の壁となっている。

航続距離は前述のように不満ないレベルに達した。インフラは、現在の日本では急速充電が約1万1000口、普通充電が約2万6000口、計約3万7000口まで拡充しており、これはガソリンスタンドの数よりも多いそうだ。
そして価格。今回発表された78kWhバッテリー搭載のリーフ『B7』は、上級グレードの『G』が599万9400円、エントリーグレードの『X』が518万8700円。Xは従来型(60kWh)の『e+X』(525万3600円)より安い。まだ補助金は確定していないが、従来型と同程度となれば、Xは430万円程度で購入できる。
さらに来年2月ごろ発表予定の55kWhバッテリーを搭載した『B5』なら、補助金が従来型と同程度なら350万円前後になるという。もはやEV普及の『壁』は、取り払われたのかもしれない。











































































