トヨタ新型「ランクルFJ」初公開 2.7L直4ガソリンで163ps ディフェンダー90のライバル

公開 : 2025.10.22 06:45

2026年中頃に国内発売

FJは来年半ばに日本で発売される予定で、タイの工場で生産される。

チーフエンジニアの内山征也氏によれば、その後アフリカ、アジア、南米、中東などの新興市場にも展開されるようだ。

トヨタ・ランドクルーザー "FJ"
トヨタランドクルーザー "FJ"     トヨタ

しかし、同氏は『Automotive News Europe』誌に対し、「米国や欧州での計画はありません。まずはグローバルサウスからです」と述べている。AUTOCAR英国編集部はトヨタに確認を求めている。

ただ、自動車業界の変化を考慮すると、トヨタがこのモデルを欧州に投入する可能性も否定はできない。

とはいえ、欧州では規制対応のためにハイブリッド・パワートレインの搭載が求められるだろう。例えば、英国向けの現行250は最高出力204psの2.8Lターボディーゼルエンジンを搭載しているが、近くマイルドハイブリッド化される予定だ。

FJは来週東京で開幕するジャパンモビリティショー2025で一般公開される予定だ。

ランドクルーザーシリーズの小型モデルとして登場したFJだが、トヨタは他のバリエーションも登場する可能性を示唆している。「今後もランドクルーザーは、さまざまな社会の要求に応えながら世界中のお客様の生活を支え、信頼されるクルマであり続けるべく進化を続けていきます」と同社は述べた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事