880psを手懐けるMR フェラーリ296 スペチアーレ(1) 「限界に近い」ハードとは?

公開 : 2025.10.28 19:05

ハードスイッチがステアリングへ復活

コクピットは、概ね296 GTBと同じ。とはいえ、実際に押せるハードスイッチが、ステアリングホイールへ復活したことはトピックだろう。一方、グローブボックスとドアパネルのポケットは省かれている。カーボン製で、シリアスな雰囲気ではあるけれど。

フロア部分にはカーペットがなく、アルミ製のプレート。フェラーリとしては珍しくないが、アルカンターラが惜しみなく使われている。

フェラーリ296 スペチアーレ(欧州仕様)
フェラーリ296 スペチアーレ(欧州仕様)

運転姿勢は素晴らしく、後方視界も良好。ステアリングホイールの位置は望み通りに調整でき、ペダル間隔も望ましい。シートは、カーボン製のチューブラーフレーム。従来のシートより25%軽く、座り心地も褒められる。カラーバリエーションも多彩だ。

ベルトは、5点式のハーネス。座面の高さは従来と変わらず、ドライバーによっては少し高く感じるかも。予算に応じて、カーボン・オプションが幅広く用意されている。

気になる走りの印象とスペックは、フェラーリ296 スペチアーレ(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

フェラーリ296 スペチアーレの前後関係

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