ベーシック仏コンパクトの魅力 プジョー208 1.2 スタイル(1) 低価格を叶えたハードをチェック

公開 : 2025.12.02 18:05

後席は狭め ずらりと並ぶハードボタン

ステアリングの位置が若干オフセットしているものの、運転姿勢は自然で好ましい。前席側の空間にはゆとりがあり、長距離も快適にこなせそうだ。ただし左側のフットレストが、クラッチペダルを踏む時に靴へ当たりがち。足が大きい人は、煩わしいかも。

後席側は、このクラスでは狭め。前後方向の長さは590mmで、ルノー・クリオ(ルーテシア)の620mmへ劣る。ドアの開口部も、広いとはいえない。頻繁に大人を後ろへ乗せる人は、ライバルと比べた方が良いだろう。

プジョー208 1.2 100PS スタイル(英国仕様)
プジョー208 1.2 100PS スタイル(英国仕様)

ダッシュボード中央には、10.0インチのタッチモニター。英国仕様ではコネクテッド3Dナビが標準で実装され、アップル・カープレイとアンドロイド・オートへ対応する。ネイティブのシステムは解像度がやや荒く、メニュー構造も少し複雑といえる。

そのかわり、その下にはハードボタンがずらりと並ぶ。フロントガラスのデフロスターも、一発で動かせる。

気になる走りの印象とスペックは、プジョー208 1.2 スタイル(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

プジョー208 1.2 スタイルの前後関係

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