BMW i4 M50凌駕の加速 テスラ・モデル3 デュアルモーター(2) コスパ出色の電動サルーン
公開 : 2026.01.07 18:10
ビートルに並ぶ歴史的モデルといえる、モデル3が小改良 内装の質感大幅アップ コラムレバー復活 後席側にもタッチモニター追加 BMW i4 M50凌駕の動力性能は不変 UK編集部が試乗
もくじ
ーBMW i4 M50を凌駕する動力性能
ーミドシップ的挙動 薄いステアリングの感触
ー実感できる静寂性 現実的な航続は552km
ー出色のコスパ 従来以上のプレミアム感
ーテスラ・モデル3 デュアルモーター・ロングレンジ(英国仕様)のスペック
BMW i4 M50を凌駕する動力性能
登場から8年が過ぎ、アップデートを受けたテスラ・モデル3。出色の動力性能に変わりはなく、お手頃な後輪駆動仕様でも0-100km/h加速は5.4秒でこなす。試乗車だった四輪駆動のロングレンジでは、4.2秒へ縮まる。中間加速も、BMW i4 M50より鋭い。
トラクションに優れ、路面が濡れていてもホイールスピンは生じず、電子的な制御が激しく介入することもない。発進加速はシームレス。車重は1846kgと、動力性能や航続距離を踏まえると、軽く仕上がっている。

気になるのは、ブレーキペダルの感触。踏み心地が若干曖昧で、速いのに減速時に自信を得にくい。なぜか、シングルモーターの方がタッチは優れるようだ。
回生ブレーキは、ワンペダルドライブにも対応。ほぼ、摩擦ブレーキを使わず走ることも難しくない。ただし、利きの強さを循環するように選べないのが、惜しいといえる。運転のしやすさとエネルギー効率へ、効果的だと思うのだが。
ミドシップ的挙動 薄いステアリングの感触
ステアリングの反応は、ハッとするほど鋭い。カーブへ飛び込めば、フロントタイヤがしっかり路面を掴み、サスペンションがボディロールを抑えているのがわかる。
カーブ中ほどでアクセルペダルを緩めると、フロントノーズは内側へ食らいついていく。後輪駆動の方がより明確に体感できるが、ミドシップへ近い振る舞いといえる。

だが慣性は小さくなく、旋回時の挙動が落ち着くのは1秒ほど経ってから。スポーツ・モードにしても、リムを握る手のひらへフィードバックは殆ど伝わってこない。
スタビリティ・コントロールは、運転を楽しみたい場面で少々お節介。シャシーはバランスに優れるが、電子的になだめられてしまう。ステアリングの薄い感触や、高負荷時の姿勢制御と相まって、i4のように電動スポーツサルーンと呼べるわけではない。
実感できる静寂性 現実的な航続は552km
乗り心地は、硬めのサスペンションで、荒れた路面でやや落ち着きを欠く。快適性は、もう少し高められる余地がある。
2025年のアップデートでは、静寂性を大幅に高めたと主張される。空気抵抗を減らし、サスペンション・ブッシュや防音ガラスを改良することで、風切り音は30%、ロードノイズは20%減らされたという。タイヤも、静かさ重視のものが履かされている。

その効果は実感できる。5年前と比較し、すべての速度域で車内は静か。i4に並んだ。
電費は、ツインモーターのロングレンジで、高速道路の平均が6.4km/kWh。市街地を交えた複合的な条件では、7.0km/kWhへ伸びた。現実的な航続距離は、約550kmといえる。急速充電器、スーパーチャージャーを優先的に利用できることも、強みになる。




























































































































































