発見! ポルシェ秘蔵のコレクション(後編) 伝説のル・マン耐久レーサーに超希少スーパーカーまで

公開 : 2026.01.01 12:05

ピットから倉庫へ

モータースポーツは創業期からポルシェの伝統を形作ってきた。床面積のかなりの部分がレーシングカーに割かれているのも当然だ。ル・マンで勝利を収めた耐久レーサーも、埃まみれのラリーカーや世界記録挑戦用に作られたワンオフ車両と並んで保管されている。

コンディション維持

ポルシェは、レーシングカーを可能な限りオリジナルの状態に保つことに力を注いでいる。保存チームの目標は、数週間、数年、あるいは数十年前にフィニッシュラインを通過した時の状態を維持することだ。コレクション内のル・マンカーの中には、一度も洗車されたことがないものもある。

ラッシュアワー

ポルシェのラインナップが増えるにつれ、コレクションも拡大していく。壁に沿って設置された巨大な棚には車両が3段積みされているが、それでも倉庫の一部は昔のニューヨークのラッシュアワーのように混雑している。年間平均15台が新たにコレクションに加わるため、クライン氏も保管スペースが無限ではないことを認めている。

コレクションを守るために

ポルシェはコレクションの維持管理のために、主任整備士1名と専任技術者5名を倉庫に配置している。所有する約570台(訪問時)のうち、レーシングカーを含む約350台が走行可能だ。2016年には、そのうち225台が世界中のさまざまなイベントで使用されたという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ロナン・グロン

    Ronan Glon

  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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