王道フォルクスワーゲン健在!ゴルフのディーゼルは今のうちに乗っておきたい【日本版編集長コラム#63】

公開 : 2026.01.04 12:05

ディーゼルエンジン向きのルート

今回は宮崎空港を出発し、そのまま南端の都井岬を目指す往復約160km、3時間を走ったのだが、このルートはまさにディーゼルエンジン向きだった。ストップ&ゴーが多くアイドリングストップを繰り返す市街地では、EVやハイブリッドのほうが静かで快適だと思うが、高速道路や信号の少ない地方の道を走るならディーゼルが有利だ。

ディーゼル特有のカラカラ音は多少ありつつも、室内で気になるレベルではない。走りはディーゼルらしくトルクフルで、アクセルに対する反応も良好。途中設定されていたワインディングロードも、テンポよく走ることができた。

宮崎空港を出発し、そのまま南端の都井岬を目指す往復約160km、3時間を走った。
宮崎空港を出発し、そのまま南端の都井岬を目指す往復約160km、3時間を走った。    平井大介

ちなみに試乗終了時にメーター表示された平均燃費は18.8km/L。ワインディングがなければ、カタログスペックに近い数字まで伸びたかもしれない。試乗の序盤で、走行可能距離が1000kmと表示された時は、意味もなく勇気がわいてきた。

これぞドイツ車の王道

この業界に入った1997年当時ゴルフは4代目で、デザインこそ素っ気ないが、硬質感に溢れるその全てに驚いたことを覚えている。これぞまさにフォルクスワーゲン、いやドイツ車の王道だと。

年数を重ねモデル数が増えるにつれ存在感は薄れてきたものの、今回乗ったTDIこそ、ゴルフという車名からイメージするどおりのクルマだった。また、いい意味で肩の力が抜けていて、一時のGTIあたりから感じたネジを締めすぎたような窮屈さもなく、モデルライフ後半特有の熟成感も伝わってくる。

光るエンブレムは、8.5代目ゴルフの識別点となる部分。
光るエンブレムは、8.5代目ゴルフの識別点となる部分。    平井大介

もしかしたら、1万3000km以上を走行している試乗車はアタリが出ているのかもしれない。都井岬で太平洋を眺めながら、これなら都内まで戻るのも楽勝だなぁと思ったほどだ。

そんなゴルフのディーゼルは、いつまで新車で購入することができるのだろうか? まだまだ時間的な猶予はかなりありそうだが、何が起きるかわからない昨今、乗れるなら今のうちに乗っておいたほうがいい。少なくとも、フォルクスワーゲン・ゴルフのTDIが、今選んで後悔しない1台であることは間違いないからだ。

2026年のWEB業界はどうなる?

さて、2026年のWEB業界はAIの急速な進化で、在り方がますます問われる1年となりそうです。紙媒体がガソリンエンジンなら、WEB媒体はハイブリッドのような存在だと思っています。はい、EVではないのです。

自動車メディアにおけるEVとは果たして何なのか? 実はその答えをずっと探しています。2026年のAUTOCAR JAPANも、自動車への愛を持って様々な記事をお届けしますが、その製作の中で、ヒントだけでも発見できる1年にしたいと思っています。

2026年のWEB業界はAIの急速な進化で、在り方がますます問われる1年となりそう。
2026年のWEB業界はAIの急速な進化で、在り方がますます問われる1年となりそう。    平井大介

どうか、今年も変わらぬご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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