ソニー・ホンダが新型プロトタイプ公開 『アフィーラ』第2弾のSUV、2028年米国発売へ 

公開 : 2026.01.07 07:45

ソニー・ホンダが共同で設立したEVブランド『アフィーラ』は、第2弾となる新型SUVのプロトタイプを公開しました。2028年に米国へ投入予定で、ルーシッドやリビアンといった高級EVのライバルとして期待されます。

ルーシッドやリビアンのライバルに

ソニーとホンダが設立した高級EVブランド、アフィーラは、セダンモデルに続く第2弾の新型SUVを2028年に米国市場へ投入する予定だ。

アフィーラは1月6日夜、米ラスベガスで開催されたCESにおいて新しいプロトタイプを公開した。「柔軟性の高い室内空間とアクセシビリティ」を実現し、ターゲット層の拡大を図っている。

『アフィーラ・プロトタイプ2026』
『アフィーラ・プロトタイプ2026』    アフィーラ

3年前のCESでも、SUVタイプのコンセプトカー『ビジョンS 02』が公開されていた。今回のプロトタイプは、そのコンセプトを踏襲しつつも、デザイン面で大きく進化している。

特徴的なライトバー、クリーンな表面処理、ミニマルなスタイリング、さらにファストバックスタイルの滑らかなルーフラインが確認できる。

詳細はまだ不明だが、サイズ感はセダンの『アフィーラ1』と非常に近く、全長5m弱、ホイールベースは3m強と予想される。BMW iXボルボEX90、そして米国市場で注目を集めているルーシッド・グラビティやリビアンR1Sのライバルとなるだろう。

また、ホンダが開発したアフィーラ1の基本プラットフォームを継承する可能性が高い。アフィーラ1は91kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最大約480kmの航続距離を実現。150kWでの充電が可能で、2基のモーターから合計出力489psを発生する。

米国以外では2030年以降に投入か

車両設計の大部分と生産をホンダが担当する一方、ソニーは車載技術とUXを提供する。乗り心地を最適化するロボット工学ベースの先進的な姿勢制御システム、レベル2プラス以上の自動運転機能、高度にカスタマイズ可能なインフォテインメント・インターフェース、そしてノーズ部分に配置された斬新な表示機能「メディアバー」を備える。

新型SUVは2028年頃の生産開始を予定している。ただし、セダンは米カリフォルニア州での納車をまだ開始しておらず、来年には隣接するアリゾナ州と日本市場への展開が計画されている。そのため、SUVが米国以外の地域で2030年より前に発売される可能性は低いだろう。

『アフィーラ・プロトタイプ2026』
『アフィーラ・プロトタイプ2026』    アフィーラ

現時点で、いずれのモデルも欧州市場への導入計画は公表されていない。

今回CESで展示されたセダンは「プリプロダクション車両」と説明され、オハイオ州の生産ラインから搬入されたという。同工場では今年後半の本格的な量産開始に先立ち、最近試験生産が行われた。

セダンの価格は約9万ドル(約1400万円)からとなるため、SUVは10万ドル(約1550万円)をわずかに超えるものと予想される。これは、ライバルであるルーシッドやリビアンの高級モデルと競合する位置付けとなる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事