VW新型『Tロック』 英国価格は約670万円から 全車ハイブリッド化、存在感ある新デザイン採用

公開 : 2026.01.08 07:25

フォルクスワーゲンの新型『Tロック』の英国価格は3万1620ポンド(約670万円)からとなりました。人気の高いゴルフベースのクロスオーバーの2代目で、現時点ではブランド最後の内燃機関搭載モデルとなる見込みです。

ゴルフベースのクロスオーバー、2代目へ

2代目となるフォルクスワーゲンの新型『Tロック』の受注が、英国で間もなく開始される。英国価格は3万1620ポンド(約670万円)からとなる。

Tロックは2017年の発売以来、世界で200万台以上を売り上げている大人気のコンパクトクロスオーバーだ。今回のフルモデルチェンジにより、大胆な外観、最新のインテリア、そして革新的なハイブリッド・パワートレインを獲得した。

フォルクスワーゲンTロック 1.5 eTSI 150PS Rライン(欧州仕様)
フォルクスワーゲンTロック 1.5 eTSI 150PS Rライン(欧州仕様)

新型Tロックは全長4373mmと初代モデルより120mm長く、トヨタC-HR(欧州仕様、2代目)、マツダCX-30、キア・ニロといった競合車種とほぼ同等のサイズとなった。

デザイナーのステファン・ヴァールブルク氏の説明によると、初代モデルよりも明確な個性を持たせ、ゴルフとの差別化を図ったという。

ヴァールブルク氏はAUTOCARに対し、「Tロックは『ライフスタイル志向』という特別なアイデンティティを持っています。クールで、タフで、パワフル、そしてエモーショナルな要素が強い。一方、ゴルフは比較的落ち着いたキャラクターです」と語った。

初代のクーペライクなシルエットを踏襲しつつ、前後にフルワイドのライトバーを配し、新世代のパサートティグアンと共通のフロントデザインを採用した。さらに、新しいカラースキームとホイールデザイン(最大20インチ)も用意されている。

パワートレインはすべて電動化

パワートレインとしては、まずマイルドハイブリッドの1.5L 4気筒ターボガソリン『1.5 eTSI』があり、最高出力115psまたは150psの2種類の仕様が用意されている。今後、マイルドハイブリッドの2.0Lガソリンも追加される予定だ。

全車、7速デュアルクラッチ・オートマティック・トランスミッションが搭載される。前輪駆動が標準で、2.0L車は四輪駆動となる。

フォルクスワーゲンTロック 1.5 eTSI 150PS Rライン(欧州仕様)
フォルクスワーゲンTロック 1.5 eTSI 150PS Rライン(欧州仕様)

注目すべきは、年内に導入予定のフルハイブリッド・パワートレインだ。フォルクスワーゲンとしては初導入となる新開発の機構で、トヨタのTHSに類似したものと見られる。ガソリンエンジンと小型電気モーターが連動し、排出ガスの削減と燃費向上を実現する。

このパワートレインの詳細は未公開だが、当初は最高出力135psまたは170psの仕様が投入され、最大トルクは31kg-mに達する見込みだ。

駆動用バッテリーは後部座席下に設置される。エンジン停止状態(EVモード)での航続距離については明言されていないものの、フォルクスワーゲンの関係者はAUTOCARに対し、短距離・低速でのEV走行が可能だと示唆した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。

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