リジェ、ニュルブルクリンクで「最遅タイム」達成 小型四輪車『JS50』が驚異の28分25秒8を記録
公開 : 2026.01.18 11:25
フランスのリジェが、ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェで「史上最遅」ラップタイムを記録したと発表しました。ディーゼルエンジン搭載の小型四輪車『JS50』が28分25秒8で周回したとのこと。
1960年代のトラバントを上回るタイム
マイクロカーで知られるフランスの自動車メーカー、リジェが、ニュルブルクリンクで新記録を樹立した。ノルトシュライフェ周回における「史上最遅」のラップタイプを達成したという。
今回、排気量499.8ccのディーゼルエンジンを搭載する小型四輪車『JS50』は、全長約20.8kmのコースを1周するのに28分25.8秒を要した。リジェによれば、これは「F1におけるリジェの輝かしい歴史をほのめかすもの」だという。

JS50は欧州のL6カテゴリーで認証を取得し、最高速度は45km/hに制限されている。従来の乗用車と異なり、フランスでは14歳以上のドライバーが免許なしで公道走行できる2シーター車「Voiture sans permis(免許不要車)」となる。
フランスのジャーナリスト、マーティン・クーロン氏とニコラ・ムニエ氏は、今回の記録挑戦走行に備えて、JS50をパリからノルトシュライフェまで運転し、軽油満タンで500kmの行程を完走した。平均燃費33.3km/lを達成したが、これは低速走行によるところが大きい。
リジェは、JS50のEVバージョンでも新記録を樹立した。1台はL6カテゴリー、もう1台は最高速度75km/lのL7eカテゴリーとして認証を得た仕様だ。2台のEVは、航続距離がわずか192kmのため、ノルトシュライフェまで自走ではなく輸送された。
L6仕様のEVは27分55秒6のラップタイムを記録した。最高速度はディーゼル車と同等であるにもかかわらず、30秒も速かった。一方、L7e仕様は19分53秒4を記録した。
周回走行はサーキットに他の車両が存在しない状態で実施した。これまでの最遅ラップタイムは1960年にトラバントP50が記録した16分1秒だった。
一方、ニュルブルクリンク最速の市販車はメルセデスAMGワンで、6分29秒1を記録している。
ドイツでのJS50の価格は1万5200ユーロ(約280万円)からとなっている。

























