まさかの約50年ぶり快挙! メルセデス・ベンツ『CLA』が欧州カー・オブ・ザ・イヤー2026受賞 最終候補7台の評価は?

公開 : 2026.01.14 07:05

フィアット・グランデ・パンダ

AUTOCAR英国編集部による評価:4ポイント

細部へのこだわりと心地よさが光る、楽しい小型車だ。パンダらしく本質を捉えた見事なデザインと巧みなパッケージングが評価できる。ただし、ハイブリッド版はやや期待外れ。シンプルで手頃なガソリン版は英国未発売である。見た目ほどの個性的な走りはあまり感じられない。

フィアット・グランデ・パンダ
フィアット・グランデ・パンダ

ルノー4

AUTOCAR英国編集部による評価:3ポイント

B-SUVの中で大きな存在感を放ち、価格競争力も高い。ルノー5と比べて十分な差別化が図れていないように感じられる点は、同クラスの多くのクルマに言えることで商業的成功を妨げるものではないが、紛れもない事実である。とはいえ、デザインとキャラクターには好感が持てる。航続距離と室内空間も、おそらく実用的なレベルと言えるだろう。

ルノー4
ルノー4

ダチア・ビッグスター

AUTOCAR英国編集部による評価:2ポイント

ルノー・グループ傘下で、ルーマニアの自動車メーカーであるダチアが満を持して投入したミドルクラスSUV。この価格帯でこれだけの能力を備えていることは、評価せずにはいられない。その理念にも好感が持てる。しかし、ダチアとしては異例の存在であり、同社の能力の限界に挑んだモデルであることは明らかだ。やはり、ダチアが最も得意とする領域は小型SUVクラスのダスターであり、依然、ブランドの中核となっている。ビッグスターの質感や洗練度は、コストパフォーマンスに優れるダチアとしては見劣りしてしまうところがある。

ダチア・ビッグスター
ダチア・ビッグスター

キアEV4

AUTOCAR英国編集部による評価:2ポイント

EV4の卓越したドライバビリティに、キアの手腕が光っている。しかし、数あるSUV群の中で明確な個性を持たせるにはシャシーのダイナミズムが不足している。エネルギー消費効率(電費)も平均的なもので、キアのセールスポイントを鈍らせている。今のキアに必要なのは、そのデザインセンスと製品の完成度に見合う、優れたドライビング・ダイナミクスだ。購入の選択肢には十分なり得るが、やがて忘れ去られる運命にあるだろう。

キアEV4
キアEV4

シトロエンC5エアクロス

AUTOCAR英国編集部による評価:0ポイント

特にEV仕様(e-C5エアクロス)では、減衰の調整が十分ではなく、乗り心地が柔らかすぎる。インテリアはシトロエンとしては異例で、スマートでモダンなファミリーカーを真摯に追及していることがわかる。しかし、全体として、どんなクルマを目指しているのかが明確ではなく、チューニングも不十分で、際立つほどの強みはない。EV仕様の航続距離は優れているが、実際の道路環境での効率性は高いものではない。

シトロエンC5エアクロス
シトロエンC5エアクロス

記事に関わった人々

  • 執筆

    マーク・ティショー

    Mark Tisshaw

    役職:編集者
    自動車業界で10年以上の経験を持つ。欧州COTYの審査員でもある。AUTOCARでは2009年以来、さまざまな役職を歴任。2017年より現職の編集者を務め、印刷版、オンライン版、SNS、動画、ポッドキャストなど、全コンテンツを統括している。業界の経営幹部たちには定期的にインタビューを行い、彼らのストーリーを伝えるとともに、その責任を問うている。これまで運転した中で最高のクルマは、フェラーリ488ピスタ。また、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIにも愛着がある。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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