初の電動ステーションワゴン登場! メルセデス・ベンツ新型『CLAシューティングブレイク』欧州発売 航続距離760km超

公開 : 2025.11.27 07:05

メルセデス・ベンツは新型『CLAシューティングブレイク with EQテクノロジー』を欧州で発表しました。価格は5万7096ユーロ(約1035万円)から。EVに続いてハイブリッドモデルも導入予定です。

ハイブリッドもまもなく追加

メルセデス・ベンツ初の電動ステーションワゴン、新型『CLAシューティングブレーク with EQテクノロジー』が欧州で発表された。すでに受注を開始している。

ドイツでの価格は、前輪駆動の『CLA 250+』が5万7096ユーロ(約1035万円)から、四輪駆動の『CLA 350 4マティック』が6万1653ユーロ(約1115万円)から。右ハンドルの英国仕様の場合、CLA 250+が4万7750ポンド(約985万円)から、CLA 350 4マティックが5万6235ポン(約1160万円)からとなっている。

CLAシューティングブレーク with EQテクノロジー
CLAシューティングブレーク with EQテクノロジー    メルセデス・ベンツ

先に登場したセダンと同様、CLAシューティングブレークも間もなくハイブリッドモデルが追加される予定で、こちらはEVモデルよりも安価になると見込まれている。

バッテリー容量は85kWh。最高出力272psのシングルモーターを搭載する250+は最大航続距離768kmを実現する。353psを発生するデュアルモーターの350 4マティックの最大航続距離は743kmとされる。

両仕様とも320kWの急速充電に対応しており、市販EVで最も充電速度の速いモデルの1つだ。

英国では、5種類のグレード(スポーツ、スポーツ・エグゼクティブ、AMGライン・プレミアム、AMGライン・プレミアム・プラス)が用意されている。

直接のライバルは存在しない?

CLAシューティングブレーク with EQテクノロジーはボディサイズと価格設定において、プジョーe-308 SWなどの主流モデルと、BMW i5ツーリングやアウディA6アバントeトロンのような大型プレミアムモデルとの中間に位置する。

BMWとアウディがそれぞれ次期3シリーズ・ツーリングとA4アバントの電動版を発売するまでは、直接の競合車種が存在しない状態が続くと見込まれる。

CLAシューティングブレーク with EQテクノロジー
CLAシューティングブレーク with EQテクノロジー    メルセデス・ベンツ

ボディサイズは全長4723mm、全高1469mm、ホイールベース2790mm。先代モデルと比較すると、新型は全長が35mm長く、全高が27mm高くなり、ホイールベースも61mm延長されている。

車内も広くなり、先代モデルより後席のヘッドルームは7mm、前席は14mm拡大した。レッグルームも11mmずつ改善されている。

トランク容量は455Lで、セダンより50L大きいものの、先代のシューティングブレークより30L少ない。しかし、101Lのフロントトランクが追加されたことで、総容量は71L増加した。後部座席をすべて折りたたむと1290Lまで拡大する。

インテリアはCLAセダンと同様で、10.25インチのドライバーディスプレイと14インチのセンタータッチスクリーンを組み合わせている。オプションで助手席側にも14インチスクリーンを追加可能だ。

また、大型のサンルーフも用意されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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