3000台の廃車の中から見つけた希少なアメリカン・クラシックカー 40選(後編) ジャンクヤード探訪記

公開 : 2026.02.08 11:45

1982年式キャデラック・フリートウッド

兵どもが夢の跡……。1982年式キャデラック・フリートウッド・ブロアム・エレガンスは贅沢と憧れの象徴だったが、CTCオートランチでは部品取り車扱いだ。フリートウッド・ブロアムは1977年から1986年まで生産され、その上級仕様がエレガンスだ。豪華なボタンタフティングのレザーシートや、後部座席用の読書灯などを備えていた。

1982年式キャデラック・フリートウッド
1982年式キャデラック・フリートウッド

1971年式 ダッジ・コロネット・クレストウッド

この1971年式ダッジ・コロネット・クレストウッドで家族旅行に出かけ、退屈した子供たちが「まだ着かないの?」と何度尋ねたことだろう。あの美しい6.3L V8エンジンのサウンドが、子供たちの声でかき消されなかったことを願うばかりだ……。

このワゴンは計6865台が販売された。大半は9人乗り仕様で、後ろ向きの3列目シートを備えていた。

1971年式 ダッジ・コロネット・クレストウッド
1971年式 ダッジ・コロネット・クレストウッド

1959年式フォード・フェアレーン500スカイライナー

フォードのフェアレーン500スカイライナーは、格納式ハードトップ「ハイドアウェイ」を装備していたが、決して大ヒットしたわけではない。実際、1957年から1959年の間に販売されたのは5万台に満たない。

こちらは1959年式で、同年出荷された1万2915台のうちの1台だ。スカイライナーは世界でも2台目となるリトラクタブル・ハードトップ搭載車である(1台目は1930年代のプジョー)。

1959年式フォード・フェアレーン500スカイライナー
1959年式フォード・フェアレーン500スカイライナー

1964年式ビュイック・ワイルドキャット

こちらは確実にレストアした方がいい1964年式ビュイック・ワイルドキャットだ。425立方インチ(7.0L)のネイルヘッドV8エンジンを搭載している。ボディには錆があるものの、致命的ではない。CTCオートランチでの販売価格は3495ドル(約54万円)で、この種の希少車としてはリーズナブルな金額だ。

1964年式ビュイック・ワイルドキャット
1964年式ビュイック・ワイルドキャット

1953年式シボレー・セダン・デリバリー

シボレーのセダン・デリバリーは30年にわたって生産された。1960年、ベースとなったフルサイズの2ドア・ステーションワゴンがラインナップから外れたことで生産終了。1972年、シボレーは2ドアのベガのバン仕様を投入したが、販売は惨憺たるものだった。この個体は1953年式だ。

1953年式シボレー・セダン・デリバリー
1953年式シボレー・セダン・デリバリー

1964年式フォード・フェアレーン500

この1964年式フォード・フェアレーン500は素晴らしいコンディションで、4本のタイヤにも空気が入っている。おそらくこの写真が撮られた時、ヤードに到着したばかりだったのだろう。悲しいことに、本稿執筆時点ではまったく別の姿になっている。部品を剥ぎ取られ、残っているのは骨組みに過ぎず、ルーフさえも撤去されている。

1964年式フォード・フェアレーン500
1964年式フォード・フェアレーン500

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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