VW ID.3やプジョーe-308がライバル 新型EV『ヒョンデ・アイオニック3』など1年半で5車種投入 欧州戦略強化

公開 : 2026.02.09 07:25

伸びるEV販売 市場シェアは堅調

マルティネ氏は、アイオニック3がトルコでi20と並行して生産される点を例に挙げ、「(EVとガソリン車)双方の長所を最大限に活用しようとしています」と説明した。

「市場の需要に応じて、生産台数を増減させる柔軟性があるのです」

Bセグメントのガソリン車i20
Bセグメントのガソリン車i20

ヒョンデの欧州モデルの約80%は現在、電動パワートレインを搭載しており、同社は2027年までにその割合を100%に引き上げる計画だ。ただし、具体的にどう実現されるかはまだ不明である。

同社は昨年、欧州で電動車販売を大きく伸ばした。その主な牽引役はEVで、48%の大幅な伸びを記録した。『アイオニック9』、インスター、改良型『アイオニック6』などの新モデルの発売も一因であり、同社のEV販売比率は18%となった。

マルティネ氏はこれを大きな成果だと強調し、次のように述べた。

「競合他社に資金を提供するよりも、お客様やディーラーに利益を還元したい。また、他のブランドと提携することなく、自社だけで欧州におけるCO2排出量の目標を達成したことは、EVだけでなく、XEV(マイルドハイブリッド)、HEV、PHEVに対する当社のアプローチが正しいことを示していると思います」

ヒョンデは昨年、欧州で60万3542台を販売し、4.5%の市場シェアを獲得した。その中でHEVおよびPHEVの販売台数は11%増加した。

マルティネ氏は欧州での販売台数について、来年は安定的に推移し、2027年には新モデルの投入により大幅に伸びると予測している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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