フロントライン「MGB」はロケッティア「マツダMX-5」の価格3倍 動力性能や製造品質は現代水準 ベスト・レストモッドな2台(2)

公開 : 2026.02.20 18:10

番外編:ロケッティアとフロントラインとは?

ロケッティアのワークショップは、工業団地の一角にある。フォードブリストルで経験を積んだ、ブルース・サウジー氏が創業者。マクラーレンへ在籍していた時、フォードのV6エンジンで、理想のロードスターを作ろうと考えたのが始まりだった。

当初は事業化するつもりはなかったが、ユーチューブで紹介されると話題に。V6エンジンへのコンバージョンキットが、ヒット部品になった。インテリアやサスペンションなど、事業は拡大中。カーボン製ボディで400馬力を誇る、新作も開発中とのこと。

ロケッティア社のワークショップの様子
ロケッティア社のワークショップの様子    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

フロントラインの創業者は、ティム・フェンナ氏。レースを楽しんだMGやオースチンの故障から、トヨタのMTを利用したマシン製作のアイデアが生まれたそうだ。代表作は、2012年から50台が作られたMGB GTのレストモッド、LE50だろう。

それには、マツダロードスターの2.0Lエンジンが載っていた。大きな費用を投じた、大胆なレストモッドが真骨頂といえる。多様な銘柄のモデルを手掛けるが、今でも得意とするのはMGB。最近は、MGAにも領域を広げたらしい。

MGBとロードスター レストモッド2台のスペック

フロントラインMGB 2.5(英国仕様)

英国価格:17万ポンド(約3570万円)
全長:3886mm(オリジナルMGB)
全幅:1524mm(オリジナルMGB)
全高:1238mm(オリジナルMGB)
最高速度:225km/h
0-100km/h加速:4.5秒
燃費:10.6km/L(予想)
CO2排出量:−g/km
車両重量:1120kg
パワートレイン:直列4気筒2488cc 自然吸気
使用燃料:ガソリン
最高出力:293ps
最大トルク:33.1kg-m
ギアボックス:6速マニュアル(後輪駆動)

ロケッティア・マツダMX-5 Mk1(英国仕様)

英国価格:4万4000ポンド(約924万円+ベース車)
全長:3970mm(オリジナルNA型)
全幅:1675mm(オリジナルNA型)
全高:1235mm(オリジナルNA型)
最高速度:225km/h(予想)
0-100km/h加速:4.5秒
燃費:−km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:1050kg
パワートレイン:V型6気筒2967cc 自然吸気
使用燃料:ガソリン
最高出力:284ps
最大トルク:33.1kg-m
ギアボックス:5速マニュアル(後輪駆動)

ロケッティア・マツダMX-5 Mk1(英国仕様)
ロケッティア・マツダMX-5 Mk1(英国仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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