量産ピックアップ屈指の悪路性能 イネオス・グレナディア・クォーターマスター(2) ワゴンボディより魅力的

公開 : 2026.03.31 18:10

荷台が生む機能性 ワゴンボディより魅力的

グレナディアとして、ワゴンボディより魅力度が高いように思える、ピックアップトラックのクォーターマスター。同価格帯のSUVとの比較を避けつつ、荷台が生む機能性や、量産される他のライバルを凌駕する堅牢性を高く評価できる。

改良を受け、従来より舗装路でも運転しやすい。最大積載量は1t以下だが、英国価格は7万ポンド(約1470万円)を超え、直接的なライバルはいないといえる。ハイラックスの方が堅実的だとしても、6気筒エンジンはトルクフルで、楽しさと個性は遥かに上だ。

イネオス・グレナディア・クォーターマスター TD ブラック・エディション(英国仕様)
イネオス・グレナディア・クォーターマスター TD ブラック・エディション(英国仕様)

コンセプトが響き、予算が許すなら、購入して後悔はしないはず。筆者なら、17インチのスチールホイールとサファリウィンドウを備えた、オフロード志向のトライアルマスター・エディションを選ぶかもしれない。

◯:圧倒的なオフロード性能 不満ないスペックとタフさ 優れた実用性
△:背もたれが起きた後席は狭め 主要なピックアップトラックより高価

イネオス・グレナディア・クォーターマスター TD ブラック・エディション(英国仕様)のスペック

英国価格:7万1995ポンド(約1512万円)
全長:5440mm
全幅:1943mm
全高:2019mm
最高速度:159km/h
0-100km/h加速:9.8秒
燃費:8.2-9.2km/L
CO2排出量:306g/km
車両重量:2740kg
パワートレイン:直列6気筒2993cc ターボチャージャー
使用燃料:ディーゼル
最高出力:249ps/3250-4200rpm
最大トルク:56.1kg-m/1250-3000rpm
ギアボックス:8速オートマティック/四輪駆動

イネオス・グレナディア・クォーターマスター TD ブラック・エディション(英国仕様)
イネオス・グレナディア・クォーターマスター TD ブラック・エディション(英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    役職:編集委員
    新型車を世界で最初に試乗するジャーナリストの1人。AUTOCARの主要な特集記事のライターであり、YouTubeチャンネルのメインパーソナリティでもある。1997年よりクルマに関する執筆や講演活動を行っており、自動車専門メディアの編集者を経て2005年にAUTOCARに移籍。あらゆる時代のクルマやエンジニアリングに関心を持ち、レーシングライセンスと、故障したクラシックカーやバイクをいくつか所有している。これまで運転した中で最高のクルマは、2009年式のフォード・フィエスタ・ゼテックS。
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

イネオス・グレナディア・クォーターマスターの前後関係

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