永遠の憧れ、アルファ・ロメオ・ジュリア(前編)【日本版編集長コラム#73】

公開 : 2026.03.15 12:05

10年近く経った今でもよく覚えている

また、後のセンテンスでその興奮を以下のようにレポートしている。

『旋回のキレイさは先に書いたが、AWDだからか空力がいいからか、いや恐らくその両方の恩恵でビシっとまっすぐ走る感じも気持ちよく、その加速もターボとはいえ不自然さは感じない。そして280psはやはり、かなりの速さ。(中略)嗚呼、何て楽しいのか! いや〜いいクルマ作ったなあ〜と車中で悶絶しながら、気がついたらアクアラインを越え、100km以上を一気に走っていた』。

『エストレマ』とは、究極、最上級を意味するイタリア語。46台を日本に導入する。
『エストレマ』とは、究極、最上級を意味するイタリア語。46台を日本に導入する。    平井大介

この時の感触は、10年近く経った今でもよく覚えている。これがはっきりと、現行ジュリアのことが好きになった瞬間だ。

その後ジュリアは、モーターショーで限定車を見かけたり、マイナーチェンジで進化したことを感じて嬉しくなったり、アルファ・ロメオ宇都宮のショールームでGTAを撮影し、それを表紙にした2022年のムック、『スクランブル・アーカイブ・アルファ・ロメオ・ジュリア』の編集を担当したり、それなりに深い付き合いをしてきた。

だから今回、昨年11月に発売された限定車『ジュリア・クアドリフォリオ・エストレマ』を取材することになり、正直に書けば、特別な思い入れを持って臨むことになった次第だ。

取材車は昨年11月に発売された限定車

『エストレマ』とは、究極、最上級を意味するイタリア語。具体的には以下の特別装備が用意されている。

●エクステリア
・アクラポビッチ製エキゾーストシステム
(チタン製リアマフラー、カーボンフィニッシャー)
・19インチ軽量アルミホイール
・ブラックブレーキキャリパー
・ダーク『GIULIA』バッジ

取材車はヴェズヴィオグレーで、広報車にしては珍しい左ハンドルとなる。
取材車はヴェズヴィオグレーで、広報車にしては珍しい左ハンドルとなる。    平井大介

●インテリア
・スポーツレザーシート
・ステアリングヒーター、シートヒーター
・6ウェイパワーシート(前席、運転席メモリー機能付き)
・パワーランバーサポート、パワーサイドサポート(前席)

また、合計46台となるボディカラーとステアリング位置の組み合わせは以下のとおり。価格は1447万円だ。

ヴェズヴィオグレー:左4台 右10台
ブルカノブラック:左6台 右5台
ミザーノブルー:左1台 右1台
エトナレッド:左1台 右1台
モントリオールグリーン:左5台 右4台
アルファレッド:左2台 右6台

取材車はヴェズヴィオグレーで、広報車にしては珍しい左ハンドルとなる。

……長くなってきたので、次回後編(3月22日公開予定)に続きます。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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