衝撃的なウェッジシェイプ、癖が強すぎるSUV 世界の奇抜なクルマ 43選(後編) 一度見たら忘れないインパクト

公開 : 2026.03.15 11:45

他とは一線を画す「ワイルド」で「奇抜」なデザインのクルマを紹介します。技術的根拠から生まれた過激なフォルムから、単に流行を追った過剰な装飾まで、自動車史に強烈なインパクトを残したメモリアルな43台です。

ランチア・ストラトス

1960年代末から1970年代初頭、ランチアのラリープログラムはフルビアを基盤としていた。フリビアは魅力的な小型クーペだが、1973年、過激なストラトスに取って代わられた。

その衝撃的な外観と、リアに横置きされた2.5Lのフェラーリ・ディーノV6エンジンの咆哮は見事に呼応している。さらに、ストラトスの運転は少々難しく、ほぼすべてのコーナーでスピンしそうなほどだ。しかし、エンジンを切って静止している時でさえ、その見た目は極めて鮮烈である。

ランチア・ストラトス
ランチア・ストラトス

メルセデスAMG G 63 6×6

多くの違いはあるものの、現行のGクラスは1979年に登場したGワーゲン(ゲレンデヴァーゲン、オフロード車の略称)の血筋を明らかに受け継いでいる。

とはいえ、その過程で興味深い進化も遂げてきた。最も過激なのはAMG G 63 6×6で、なんと6輪駆動を実現している。5.5LツインターボV8エンジンを搭載し、舗装路では0-100km/h加速6秒を達成。未舗装路でもそれほど長くはかからないと推測される。6×6は2013年から2015年にかけて100台以上が販売された。

メルセデスAMG G 63 6x6
メルセデスAMG G 63 6×6

メッサーシュミット

イセッタと並び、知名度の高いバブルカーがメッサーシュミットのKR175とKR250だ。テリー・ギリアム監督の近未来映画『未来世紀ブラジル』でも使用されているが、その奇抜な外見から選ばれたことは間違いないだろう。

メッサーシュミットは、名称と工場を提供したのみで、実際の設計者はフリッツ・フェンド(1920-2000)である。彼は戦争で手足を失った人々のための移動手段として開発したが、価格の安さから他の購入者にも人気を博した。

メッサーシュミット
メッサーシュミット

MGメトロ6R4

メトロは1980年から1998年までさまざまな英国ブランドで販売された小型ハッチバックで、後にローバー100として知られるようになった。その中で最も過激なモデルがどれかは議論の余地がない。MGメトロ6R4だ。標準車と似ているが、ほぼすべての点で異なっている。

通常なら後部座席がある場所に3.0L V6エンジンを搭載し、四輪駆動システムや、実際の効果については疑問の声も上がっているエアロパーツなど、非常にアグレッシブな仕様となっている。

MGメトロ6R4
MGメトロ6R4

日産キューブ

3代目の日産キューブは可愛らしい外観を持ち、日本国内では人気を博したが、欧米ではかなり奇抜に映った。

日産は後方視界の良さをアピールするなど、さまざまな策を打ったが、販売の助けにはならなかった。普通のクルマではなく、もはやデザインオブジェクトと位置づける方が理にかなっていたかもしれない。米国では5年、英国ではわずか2年で販売終了となった。

日産キューブ
日産キューブ

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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