マセラティはトライデントとコルセがW100周年! 新旧2台のレーシングなモデルが登場 #オートモビルカウンシル2026

公開 : 2026.04.12 07:25

4月10~12日に幕張メッセで開催中の『オートモビルカウンシル2026』。マセラティのブースは『トライデントとコルセ、100年の軌跡』をテーマに『GT2ストラダーレ』と『グランスポーツ・トロフェオ』が展示されました。

100周年を迎えた『トライデント』と『マセラティ・コルセ』

4月10~12日に幕張メッセで開催中の『オートモビルカウンシル2026』。マセラティ・ジャパンのブースには、現行車種の『GT2ストラダーレ』と2003年型『グランスポーツ・トロフェオ』の2台が展示された。

2026年、マセラティ・ブランドの象徴である『トライデント』と、サーキットを起点とするモータースポーツ活動『マセラティ・コルセ』が、ともに100周年を迎える。そこで出展テーマは、『トライデントとコルセ、100年の軌跡』とされた。

現行車種のGT2ストラダーレと2003年型グランスポーツ・トロフェオを展示。
現行車種のGT2ストラダーレと2003年型グランスポーツ・トロフェオを展示。    山田真人

『トライデント』は、ローマ神話に登場する海の神ネプチューンが持つ『三つ叉の槍』に由来。ちなみに、マセラティの最新エンジン『ネットゥーノ』という名称は、ネプチューンのイタリア語表記でもある。

『レース』や『競技』を意味するイタリア語

1914年、創業に関わったマリオ・マセラティは、ボローニャのネプチューン像に着想を得て、このエンブレムを生み出したという。強さや勇気、そして支配の象徴として、マセラティというブランドの歴史とともに受け継がれてきた。

また、マセラティはサーキットから生まれたブランドでもある。『マセラティ・コルセ』のコルセとは『レース』や『競技』を意味するイタリア語だ。

つまり、マセラティ・コルセはマセラティの原点を体現する存在である。1957年にファン・マニュエル・ファンジオが初めてF1世界選手権でタイトルを獲得し、2000年代にはMC12がFIA GT選手権で数々の栄冠を手にしたその精神は、今も受け継がれている。

ふたつの起源を軸にした2台の車両を展示

GT2ストラダーレは、レーシングカーであるGT2をベースに公道走行を可能にした、いわば『公道を走れるレーシングカー』だ。

コクピットの後ろにミドシップ搭載された3L V6ツインターボの『ネットゥーノ』エンジンは、最高出力640ps/最大トルク720Nmとなり、8速DCTを介して、最高速度は324km/h、0-100km/h加速は2.8秒というハイパフォーマンスを発揮。

2003年に開催された『トロフェオ・マセラティ』のために開発された。
2003年に開催された『トロフェオ・マセラティ』のために開発された。    山田真人

展示車両は、ルーフやエアロパーツなどがカーボン仕上げで、インテリアにもカーボンファイバー・パッケージや4点シートベルト、ハイプレミアムサウンドシステムなどのオプションを装着。そして何よりも、『ジャッロ・ジェニオ』という鮮やかなイエローのボディカラーが目立っていた。

2003年のワンメイクレース車両

グランスポーツ・トロフェオは、2003年に開催された『トロフェオ・マセラティ』というワンメイクレースのために開発されたモデル。市販車のグランスポーツをベースに、サーキット走行へ特化したコンペティション仕様のレーシングカーだ。

425bhpと460Nmを発生する4.2LのV8 DOHCに2ペダルMTというパワートレインは市販モデルと基本的に同様だが、レース専用エグゾーストや大型リアスポイラーなどのエアロパーツを装着。足まわりやブレーキも強化され、室内にはロールケージも備えていた。

展示車両は、ビアンコ・エルドラードというホワイトのボディカラーに、ブルー・マセラティと呼ばれる青色で、2本のストライプやミラー、ドア下部などがペイントされている。総生産台数は77台という、きわめて希少なモデルでもある。

マセラティのブースではアクセサリーグッズの展示販売なども行われた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    山田真人

    Makoto Yamada

    1973年生まれ。アウトドア雑誌編集部からフリーランスカメラマンに転身。小学5年生の時に鉄道写真を撮りに初めての一人旅に出たのがきっかけで、今だにさすらいの旅をするように。無人島から海外リゾート、子どもからメガヨットと幅広い撮影ジャンルを持つ。好きな被写体は動くものと夕陽。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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