世界で一番売れているマツダ車 新型『CX-5』日本発売開始 価格は330万円から ライバルはRAV4、エクストレイル、CR-Vの激戦区

公開 : 2026.05.22 07:45

モデルベース開発活用でダンパーを徹底解析

ハンドリングや乗り心地性能に関しては、まずマツダが得意とするモデルベース開発を活用してダンパーを徹底的に解析。国内の道路環境や交通環境に合わせたダンパー減衰の初期応答を極限まで高めた上、バネレートを低めにすることで、路面からの突き上げを抑えた乗り心地を目指している。

また、ブレーキリミテッドスリップディファレンシャルの採用により、滑りやすい路面でクルマの不安定な動きを抑制、コーナー出口からの気持ち良い加速をアシストするという。

ダンパーを徹底的に解析し、路面からの突き上げを抑えた乗り心地を目指す。
ダンパーを徹底的に解析し、路面からの突き上げを抑えた乗り心地を目指す。    マツダ

さらにマツダらしいハンドリング性能を実現すべく、ステアリングの操舵力を軽くしながらも、ドライバーが運転に必要なクルマからのフィードバックを正確に感じ取れるようパワステの制御を見直した。

ドライバーだけでなく同乗者にも安心感を

安心、安全面では、マツダの安全思想『マツダ・プロアクティブセーフティ』に基づき、ドライバーだけでなく同乗者にも安心感を与え、さらに万が一のときには乗員だけでなく、道路を利用する全ての人への被害低減を目指し、安全性能をさらに進化させた。

例えば、ヒューマンマシンインターフェースでは、音声やタッチ操作を積極的に採用し、運転中の視線移動や操作負荷を低減し、より安全で快適な運転をサポート。一方でハザードやデフロスターなど、運転中の危険回避時に使用する機能は独立した物理ボタンとした。

スペースが広くなった後部座席。乗り込みのしやすさも考慮された。
スペースが広くなった後部座席。乗り込みのしやすさも考慮された。    マツダ

先進安全技術では、運転時にドライバーがアクセルペダルを話すと減速アシストする『プロアクティブドライビングアシスト』初採用や、『ドライバー異常時対応システム』、『ドライバーモニタリング』など、最新の先進安全技術『iアクティブセンス』を複数搭載した。

グーグルを全車に搭載

さらに、360度ビューモニターに加えシースルービューも採用し、停車時やドアミラー格納時でも車両側面の確認が可能になった。また、フロントガラスに投影する『アクティブドライビングディスプレイ』の視認性や瞬読性を改善した。

インフォテインメントではグーグルを全車に搭載。トップグレードの『L』にはボーズ・サウンドシステムを標準装備するなど、快適装備も充実させている。

荷室スペース拡大により、ベビーカーが縦方向に収まるようになった。
荷室スペース拡大により、ベビーカーが縦方向に収まるようになった。    マツダ

価格は、『S』(FF)の330万円から『L』(4WD)の430万6500円。月間販売計画台数は2000台となっている。

国内でもトヨタRAV4日産エクストレイル、そしてホンダCR-Vとライバルひしめく激戦区のミドルサイズSUV市場。これらのライバルたちに、新型CX-5はどう立ち向かっていくのか、今後の動向に注目したい。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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