新型『メルセデス・ベンツSクラス』日本初公開! 50%以上が新規開発または再設計の大幅改良 フラットプレーンV8登場

公開 : 2026.06.12 08:15

自社開発した『MB.OS』搭載

オペレーションシステムは、メルセデス・ベンツが自社開発した『MB.OS』を搭載。これにより、インフォテイメントから運転支援、さらにはドライビングパフォーマンスまで、車両の様々な機能を統合し、より高速な処理性能と、よりシームレスで統合されたユーザー体験を実現する。

これはクラウドに接続すれば、OTAによる無線でソフトウエアを常に最新のものにアップデートできる。

オペレーションシステムは自社開発の『MB.OS』を搭載。写真は後部座席のディスプレイ。
オペレーションシステムは自社開発の『MB.OS』を搭載。写真は後部座席のディスプレイ。    平井大介

インフォテインメントシステムのMBUXも、MB.OSによる第4世代に進化。

グーグルマップによるMBUX ナビゲーションや、生成AIを活用したMBUX バーチャルアシスタント、車両および周辺環境の3Dビューと運転支援機能をシームレスに統合したMBUX サラウンドナビゲーションなど、インフォテインメントの枠を超えた、車両全体のインテリジェンスの向上を実現している。

日本仕様はS450dとS580の2グレードから

現在のところ、日本仕様は前述のとおりS450dとS580の2グレード。

前者は367psと750Nmを発生する3Lの直列6気筒ディーゼルターボを、後者は537psと750Nm(欧州仕様参考値)を発生する4LのV8ツインターボを搭載。いずれも17kWを発生するインテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(ISG)も搭載した48Vマイルドハイブリッドで、組み合わされるトランスミッションは9速AT、駆動方式は4WDとなる。

V8ツインターボを搭載する『S580 4マティック・ロング』は9月に正式デビュー。
V8ツインターボを搭載する『S580 4マティック・ロング』は9月に正式デビュー。    平井大介

V8ツインターボにはフラットプレーンクランクシャフトとバランサーシャフトを採用し、コンプレッサーホイールやターボチャージャーハウジングの改良で、迅速かつ効率的なレスポンスを実現。

ディーゼルターボは電気加熱式触媒コンバーターを量産車では初採用し、EGRや冷覚システムなどの改良により、耐久性と効率性をさらに高めている。

安全装備では、高度な処理能力を誇る高性能コンピュータに、10台の外部カメラ、5台のレーダーセンサー、12台の超音波センサーを搭載した最先端の運転支援システム『MB.ドライブ』や駐車支援システム『MB.ドライブ パーキングアシスト』も装備する。

車両価格は、S450dが1598万円、S580が2365万円となっているが、S580は前述のように型式申請中のため、予定価格となっている。

9月導入予定のマイバッハS680も展示

なお、MBJはメディア向け発表会と並行して、顧客向けの商談会を数日開催。その会場には、この日『9月から導入予定』とだけアナウンスされた『メルセデス・マイバッハS680』も展示されていた。

こちらも型式申請中のためスペックなどは不明だが、V12のエンブレムが装着されていたことから、従来型と同様の6L V12ツインターボが搭載されているものと思われる。

『9月から導入予定』とアナウンスされた『メルセデス・マイバッハS680』も展示された。
『9月から導入予定』とアナウンスされた『メルセデス・マイバッハS680』も展示された。    平井大介

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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