日産『ムラーノ』復活! 米国生産モデルを日本で受注開始 左ハンドルの大型クロスオーバーSUVという選択肢

公開 : 2026.06.18 11:45

日本仕様でも左ハンドルのみ

ドアを開けて中に乗り込む。ムラーノは日本仕様でも左ハンドルのみだ。

2本スポークステアリングホイールの奥には12.3インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイ、その右には同じく12.3インチのディスプレイオーディオが備わる。なお、表示は英語/スペイン語/フランス語のみで、日本語での表示はできない。ATセレクターは最新の日産車に共通のボタン式で、センターコンソールに備わる。

ムラーノは日本仕様でも左ハンドルのみとなる。
ムラーノは日本仕様でも左ハンドルのみとなる。    平井大介

室内スペースは前後ともたっぷりしており、シートとドアとの間も広いから窓を開けてドアに肘を乗せて運転しようと思っても、日本人の体格では難しそう。リアシートも広い全幅のおかげでおとな3人が楽に座れるが、中央部の座り心地は少し硬めだった。ラゲッジルームも十分に広く、テールゲートは電動開閉式。SUVとしての使い勝手は良さそうだ。

日本仕様として作られた輸入車とは違う

このムラーノ、日本の左側通行に対応するヘッドランプの配光や、安全運転支援機能の一部は変更されているが、基本的には北米仕様のままだ。

左ハンドルであることはもちろん、ライト/ウインカー レバーは左、ワイパーレバーは右になる。ドアミラーは手動格納式で、運転席(左)側は平面鏡なので国内生産車とは視界や見え方が異なる。

左側通行に対応するヘッドランプの配光などは変更されているが、基本的に北米仕様のままだ。
左側通行に対応するヘッドランプの配光などは変更されているが、基本的に北米仕様のままだ。    平井大介

オーディオはラジオ(AM/FMとも)、TVとも受信はできず、ニッサンコネクトサービスも利用不可。HDMI端子も備わっていない。

つまり、日本仕様として作られた輸入車とは違うということを認識しておかなければならないだろう。

割り切って乗りこなすことができるなら

それでも、メーターの表示単位はkm/hに、エアコンの表示単位も摂氏(℃)に設定できる。ディスプレイオーディオは自分のスマートフォンの言語に準拠するから、アップルカープレイやアンドロイドオートは日本語での表示が可能。スマートフォンのアプリを活用すれば、カーナビゲーションもオーディオも楽しむことはできるわけだ。

このあたりを割り切って乗りこなすことができるなら、独特のスタイリングとアメリカンな雰囲気のムラーノは、他とは違うフルサイズのクロスオーバーSUVを探している人には、格好の1台になるかもしれない。

このムラーノ、限定モデルではないが、米国での生産による兼ね合いもあり、今年度内の導入台数は200台前後を予定している。なお、デリバリーは今年度末までには始まる予定だ。

日産ムラーノSVのスペック

全長×全幅×全高:4900×1980×1725mm
ホイールベース:2825mm
車両重量:19450kg
エンジン:直列4気筒DOHCターボ
総排気量:1997cc
最高出力:180kW(245ps)/5600rpm
最大トルク:352Nm(35.9kg-m)/4400rpm
トランスミッション:9速AT
駆動方式:フロント横置き4WD
燃料/タンク容量:レギュラー/70L
WLTCモード燃費:未発表
タイヤサイズ:255/55R20
価格:796万4000円

日産ムラーノSV、価格は796万4000円となる。
日産ムラーノSV、価格は796万4000円となる。    平井大介

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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