フェラーリ 849テスタロッサ・スパイダー(2) まさに疾走する壮大なシアター クーペの才腕を継承 トンネルで悦に入るサウンド

公開 : 2026.07.28 18:10

まさにエンジンで疾走する壮大なシアター

試乗したカナリア諸島テネリフェ島の道は見事な舗装で、サスペンションには楽な環境だったが、乗り心地も素晴らしい。速度抑止用のスピードバンプや稀な荒れたアスファルトでも、不快な揺れは一切なし。アルピーヌA110のような、しなやかさにある。

バンピーロード・モードも選べる。可変式のマグネライドダンパーは完全に緩くなり、凹凸や縁石を越えた際の不快感は排除される。サーキット前提のアセット・フィオラノ・パッケージへ組まれる、マルチマチックダンパーでは不可能な技だ。

フェラーリ 849テスタロッサ・スパイダー(欧州仕様)
フェラーリ 849テスタロッサスパイダー(欧州仕様)

849テスタロッサ・スパイダーは、クーペの才腕を継承した、圧巻のオープン・フェラーリにある。性能を追求しすぎて、運転体験が犠牲になったスーパーカーでもない。

運転支援システムの介入は、少しお節介かもしれない。サウンドは、歴代最高には届いていないだろう。それでも、まさにエンジンで疾走する壮大なシアター。マラネロの技術の粋が、この1台へ集結している。

◯:オープンでも驚愕の速さ 走りのバランスや敏捷性を失っていない 驚くほど快適で運転しやすい
△:フラッグシップへ期待される音響には届いていない かつてのシンプルなデザインを継承しても良い 超が付くほど高額

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。

フェラーリ 849テスタロッサ・スパイダーの前後関係

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