フェラーリ 849テスタロッサ・スパイダー(2) まさに疾走する壮大なシアター クーペの才腕を継承 トンネルで悦に入るサウンド
公開 : 2026.07.28 18:10
まさにエンジンで疾走する壮大なシアター
試乗したカナリア諸島テネリフェ島の道は見事な舗装で、サスペンションには楽な環境だったが、乗り心地も素晴らしい。速度抑止用のスピードバンプや稀な荒れたアスファルトでも、不快な揺れは一切なし。アルピーヌA110のような、しなやかさにある。
バンピーロード・モードも選べる。可変式のマグネライドダンパーは完全に緩くなり、凹凸や縁石を越えた際の不快感は排除される。サーキット前提のアセット・フィオラノ・パッケージへ組まれる、マルチマチックダンパーでは不可能な技だ。

849テスタロッサ・スパイダーは、クーペの才腕を継承した、圧巻のオープン・フェラーリにある。性能を追求しすぎて、運転体験が犠牲になったスーパーカーでもない。
運転支援システムの介入は、少しお節介かもしれない。サウンドは、歴代最高には届いていないだろう。それでも、まさにエンジンで疾走する壮大なシアター。マラネロの技術の粋が、この1台へ集結している。
◯:オープンでも驚愕の速さ 走りのバランスや敏捷性を失っていない 驚くほど快適で運転しやすい
△:フラッグシップへ期待される音響には届いていない かつてのシンプルなデザインを継承しても良い 超が付くほど高額




























































































































