2026年欧州版 最も注目すべき小型EV 10選(前編) スタイル抜群のフィアットから、好バランスの日産まで

公開 : 2026.09.22 12:05

デザイン、走行性能、実用性など、さまざまな観点からAUTOCAR UK編集部イチオシの「小型EV」を10台紹介します。市街地での取り回しに優れ、セカンドカーとしてではなくファーストカーとしても優れた選択肢です。

親しみやすく個性豊かな小型EV

英国の道路では小型EVの姿が以前より目立つようになった。生産コストの低下、バッテリー技術の進化、そして政府の支援策が、EVへの乗り換えを進める後押しとなっている。

かつては重く、非効率的で高価なEVが主流だったが、今やガソリン車に代わる有力な選択肢となる、手頃な価格のモデルが数多く登場している。

AUTOCAR英国編集部イチオシの小型EVを10台紹介する。
AUTOCAR英国編集部イチオシの小型EVを10台紹介する。

レトロなデザインが特徴のルノー5 Eテックを筆頭に、魅力あふれるフィアット・グランデ・パンダや、定番のフォルクスワーゲンID.3など、小型EVは当面の間、市場を席巻しそうだ。

自動車メーカーは、エネルギー密度の高いバッテリーパックとスペース効率に優れたプラットフォームの開発により、航続距離や使い勝手を犠牲にすることなく、EVの利点をコンパクトな車体に詰め込むことができるようになった。

AUTOCAR英国編集部は、現時点で最高の小型EVはルノー5だと考えている。個性的なデザインと快適な走行性能、よく考えられたインテリア、そして主要な競合車種の多くを下回る価格設定が見事に融合している。素晴らしいオールラウンダーであり、このクラスのベンチマークと言える。

しかし、新モデルが次々と発売されているため、選択肢は他にもある。シトロエンe-C3の手頃な価格と快適性、あるいはユニークなヒョンデ・インスターのエルゴノミクスを好む人もいるだろう。

本特集では、現在英国で販売されている小型EVの中から、AUTOCAR英国編集部が選りすぐりのモデルを10台ピックアップしてランキング形式で紹介する。

(翻訳者注:各モデルの名称や装備、価格などは英国仕様に準じます。)

1. ルノー5 Eテック – オールラウンドな実用性

デザイン:10点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地&ハンドリング:9点 コスト:8点
長所:乗り心地とハンドリングのバランスが抜群 コストパフォーマンスに優れる 素晴らしいインテリアデザイン
短所:巡航時の燃費と航続距離が物足りない 後部座席の足元スペースが狭い フリーホイールモードやワンペダルモードがない

現在、英国で買える最高の小型EVは、復活を遂げたルノー5だ。

1. ルノー5 Eテック - オールラウンドな実用性
1. ルノー5 Eテック – オールラウンドな実用性

滑らかでダイナミックなハンドリングから、しなやかな乗り心地まで、その魅力は多岐にわたる。快適性ではミニ・クーパーEを上回りつつ、運転の楽しさも損なわない。150psの出力を備えており、市街地での短距離移動はもちろん、高速道路での長距離移動にも十分な力強さがある。

「スタイル、コストパフォーマンス、ドライビングダイナミクス、そして使いやすい車載システムを併せ持つ5は、間違いなくこのクラスのリーダーだ」
――イリヤ・バプラート(ロードテスター)

インテリアも最高水準で、1970年代の初代5を彷彿とさせるデザイン、質感の高さ、そして直感的に操作できるレイアウトが特徴だ。

5について不満を挙げるとすれば、それは電費性能だ。「ひどい」というほどではないが、高速道路での長距離走行において、航続距離は期待したほどでは伸びなかった。

52kWhバッテリーを選択すれば、公称航続距離は最大400kmとなる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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