タイヤの達人がブリヂストンで訊いた「深い話」(前編:ゴムの技術) 引っ張っても千切れないのは天然ゴム?合成ゴム?

公開 : 2026.08.14 17:05

水平リサイクルのテストは成功済み

ブリヂストンのサスティナビリティに関する取り組みに、リサイクルがあります。

画期的なのは、『水平リサイクル』の取り組みです。

座学だけでなく、実際にゴムを手に取って体感できる、興味深い勉強会です。
座学だけでなく、実際にゴムを手に取って体感できる、興味深い勉強会です。    ブリヂストン

タイヤは不可逆性の製品と言われており、原料に戻すことはできないというのがこれまでの常識とされていました。ですが、ブリヂストンは、使用済みタイヤのケミカルリサイクルによって、合成ゴムの原料となるオイルやカーボンブラックを取り出す実証実験を実施。テスト段階では、すでに成功しているのです。

現在、岐阜県関市の関工場の敷地内に、より規模の大きな使用済みタイヤの精密熱分解パイロット実証プラントを建設中です。

充填剤は、タイヤの構成材料の1/4を占める材料ですから、これを一部再利用できるというのは画期的なことなのです。

後編では、ブリヂストンが取り組むモータースポーツについてお伝えします。

記事に関わった人々

  • 執筆

    斎藤聡

    1961年生まれ。学生時代に自動車雑誌アルバイト漬けの毎日を過ごしたのち、自動車雑誌編集部を経てモータージャーナリストとして独立。クルマを操ることの面白さを知り、以来研鑽の日々。守備範囲はEVから1000馬力オーバーのチューニングカーまで。クルマを走らせるうちにタイヤの重要性を痛感。積極的にタイヤの試乗を行っている。その一方、某メーカー系ドライビングスクールインストラクターとしての経験は都合30年ほど。

タイヤの達人がブリヂストンで訊いた「深い話」の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

Google検索で『AUTOCAR JAPAN』の記事を見つけやすくする方法

人気記事